小さくてキーボードが付いたモノは好きですか?:ITはみ出しコラム
スマートフォンやタブレットが普及しても、小型のキーボード付きデバイスが好きな方は実は多いと思います。
昔から、小さくてもQWERTYキーボードが付いているものが好きです。古くはHPの「HP 200LX」とか、ソニーの「CLIE PEG-NR70」とか、比較的新しいところではシャープの「SH-04」とかを愛用してました。
原稿チェックや翻訳など、電車の中でこういうガジェットを使ってぽちぽちと作業すると結構はかどるのです。スマートフォンのフリック入力さえ通り越して、ちゅうちょなく音声入力を使いこなす若い人はすごいと思いますが、私の頭の回転速度にはキーボード入力がちょうど合っているみたいです。
だから、「GPD Pocket」はものすごく気になります。中国のPCメーカーGPDがクラウドファンディングサイトのIndiegogoで出資を募っている7型のポケットサイズPCです。OSはWindows 10 HomeかUbuntu 16.04 LTSを選ぶことができます。
個人的に1kg超のノートPCをトートバッグとかで担いで移動していると肩がこってガチガチになりますが、480gなら何とか苦痛なく持ち歩けそうです。これがIndiegogoじゃなくてKickstarterで、Windows 10じゃなくてChrome OSであれば、399ドルをぽーんと出したかも……。
というか、なんでChromebookではこういうのが出ないんでしょう。Chrome OSのよさは、起動が速いことくらいなのに、最近のChromebookは、ASUSの「Chromebook Flip C302CA」も、Samsungの「Chromebook Pro」も、なぜか高機能な方向に向かっている感じです。
ディスプレイは7型くらいで、ストレージはほとんどいらないので、メモリは8GBくらい積んで(Chromeブラウザはメモリ喰いなので)、CPUもCeleronでいいので、小さくて軽くてキーボードが付いたChromebookが出たら、399ドルでも絶対買うのに。ああ、でもせっかくだからAndroidアプリも使えるように、と思うとタッチ対応ディスプレイがいいので、そうしたら499ドルでしょうか。それでも欲しい。
私の仕事はインターネットに接続できさえすれば、PC一つでどこででもできるのですが、重たいものを持ち歩くのは嫌いなので、結局家に引きこもっています。これが、500gくらいで7型のChromebookが出たら、外で仕事したくなりそう。
2月27日から、スペイン・バルセロナでモバイル関連の新製品や新サービスを発表するイベントのMWC(Mobile World Congress)が開催されますが、そういう理想のガジェットが出るといいなぁ。
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