エントリー向けNASキット4製品を徹底比較 クラウド連携・リモートアクセス編:2017年春はこれを買う!(3)(4/5 ページ)
各社から発売されている2ベイのNASキット4製品を用意し、セットアップから実際の使い勝手に至るまで、スペック表だけでは分からない違いを徹底比較。第3回となる今回は、「クラウド連携」「リモートアクセス」の2つのポイントをチェックする。
ASUSTOR「AS3102T」のリモートアクセス
初回セットアップでは必要なアプリがインストールされていないため、App Centralから「Photo Gallery」をインストールしたのち、設定画面の「EZ-Router」で外部からのアクセスが可能になるよう設定する。次にスマホ側に専用アプリ「AIFoto」をインストールすることで閲覧が可能になる。
ただし筆者が使用中のルーター(TP-Link「Archer C9」)はサポート対象外のようで、今回試した4製品の中で唯一自動設定が行えなかった。機能自体はそろっており、スマホアプリの使い勝手もよい。ルーター側の自動設定が可能であれば5点満点で4点に相当すると考えられるが、今回は未評価扱いとする。以下はLAN内で表示するための手順となる。
アイ・オー・データ機器「HDL2-AA0/E」のリモートアクセス
通常のセットアップでは必要なモジュールが組み込まれないので、システム→パッケージ管理→追加で「Remote Link 3」を追加。その後、同社の会員情報サービスサイト「IOPortal」にログインしてNASのシリアル番号を登録したのち、表示されるPINコード(QRコード)を専用のスマホアプリ「Remote Link Files」で読み取ることで、アクセスが可能になる。
初回アクセス時にプロファイルのインストールが必要になるほか、セットアップの全工程が見えづらく、次に何をすればよいのか分かりづらい。
今回紹介する4社の中で唯一、アプリが写真専用ではなく汎用であるため、アプリ上で写真の一覧を表示する際に大判のサムネイルではなく小さなサムネイル+リストでの表示となるなど、セットアップの簡単さ、写真表示の使い勝手ともに課題は多い。5点満点で3点。
メールアドレスとパスワード、NASのシリアル番号を同社の会員情報サービスサイト「IOPortal」に登録する。NASのシリアル番号は本体背面のシールを参照する必要がある。またこの時点でIOPortalへの会員登録が済んでいなければ別途登録を行わなくてはならない
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