ニュース
Intelの前CEO、ポール・オッテリーニ氏が逝去
Intelの前CEO、ポール・オッテリーニ氏が10月2日に亡くなった。66歳だった。
米Intelは10月3日(現地時間)、前CEOのポール・オッテリーニ氏が2日に亡くなったと発表した。66歳だった。就寝中のことだったという。
オッテリーニ氏は1974年にIntelに入社。チップセット事業責任者、マイクロプロセッサ事業責任者などの幹部職を歴任後、2002年1月に社長兼COOに就任し、2004年にクレイグ・バレット氏の後任として5代目CEOに就任した。同氏の下でIntelはPC向けプロセッサの供給先を拡大したが、モバイル向け製品で競合の米Qualcommなどに後れを取る中、2013年に社長兼CEOを退任し、相談役になった。米Googleの親会社、Alphabetの取締役も務めていた。
現CEOのブライアン・クルザニッチ氏(57)は発表文で「ポールが去ったことをわれわれは深く悲しんでいる。彼はエンジニアばかりのIntelで、一貫して顧客の声を代表し、顧客第一に徹しなければ勝てないことをわれわれに教えてくれた」とコメントした。オッテリーニ氏はIntelで初の文系出身CEOだった。
advertisement
関連記事
IntelのクルザニッチCEO、シャーロッツビル事件をめぐり大統領助言委員会を離脱
Intelのブライアン・クルザニッチCEOが、ドナルド・トランプ米大統領の助言委員会「American Manufacturing Council」を退会した。バージニア州で極右が反対派を殺傷した事件を受けて「分断した米政治情勢の深刻な事態に注意喚起するため」としている。Intel、ブライアン・クルザニッチCOOを次期CEOに指名 社長はレニー・ジェームズ氏に
Intelは、5月16日の株主総会で退任する社長兼CEOのポール・オッテリーニ氏の後任として、CEOにブライアン・クルザニッチCOOを、社長にソフトウェアおよびサービス部門上級副社長を務めるレニー・ジェームズ氏を指名した。Intelのクレイグ・バレット会長、5月に退任
Intelに35年間貢献したバレット会長が、5月で同社を去る。- Intel、オッテリーニ氏を次期CEOに選出
来年5月に会長となるクレイグ・バレット氏からIntel CEO職を引き継ぐことになるのは、現社長兼COOのポール・オッテリーニ氏と決まった。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.