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「大和研究所は憎悪の対象だった」――初代IBM PC開封の儀で明らかになった「ThinkPad誕生の奇跡」(4/4 ページ)

日本の大和研究所で誕生し、ノートPCの歴史に名を刻んだ「ThinkPad」。しかしその当時を知る技術者たちが明かしたのは「マジでシャレにならない」エピソードだった。

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IBM PCギャラリー

 イベントでは登壇者が語るエピソードに初代IBM PCの開封とともに、「過去のIBM PC」「過去のThinkPad」「過去のデジタルガジェット」を来場者や登壇者が持ち寄って展示していた。ここからは、当日展示されていた興味深いハードウェアを紹介しよう。


俺のモバイルコンピューティングはここから始まったというユーザーも多い「ThinkPad 220」

ATARIのIBM PC互換パームトップ「Portfolio HPC-004」は1989年に登場した

IBMが開発したスマートウォッチ「WatchPad 1.5」

Type-IIPCカードに液晶モニターとキーボードを載せた「ChipCard TC-110」

シャープの「PA-171」が1枚まぎれていた

サブノートPCとともに黎明期のモバイルコンピューティング必須アイテム「Megahertz」モデムカードとフラッシュメモリカード

そして巻き取り式のモジュラーケーブル

ノートPCでビデオライブ配信を可能にしたPCカードタイプのカメラ「CE300」

右からThinkPad 230Cs、「チャンドラ」ことRIOSの「NT10」、そして、チャンドラ第2世代モデルをThinkPad仕様にした「ThinkPad 235」

一部関係者から「スマートフォンの先祖」という意見もある「ウルトラマンPC」こと「Palm Top PC 110」

Palm Top PC 110にCE300を組み合わせると屋外からビデオ配信が可能になった

Palm Top PC 110のシステムボード

1991年にRIOSのメンバーがVHSサイズを目指してデザインしたコンセプトモックアップ「モノリス」 Palm Top PC 110はモノリスの具現化ともいえ、システムボードには「MONOLITH 1992」の刻印がある

IBM初のラップトップであり、初のDOS/V導入モデルとなった「PS/55 5535-S」とCPUに80286を載せたAT互換機で日本語表示を目指していた(市販せず)開発コード名「HUDSON」

DOS/Vマガジン(後のDOS/V magazine)
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