25%性能向上・消費電力据え置き――AMDが7nmプロセスの新型ハイエンドGPU「Radeon VII」を発表 米国で2月7日発売:CES 2019
AMDのGPU「Radeon(ラデオン)」に、7nmプロセスの新型ハイエンドが登場。従来のハイエンドチップから処理能力を25%向上させつつ、消費電力を据え置いている。
AMDは1月9日(米国太平洋時間)、新型ハイエンドGPU「Radeon VII(ラデオン7)」を発表した。同社としては初めての7nmプロセスで製造されるGPUで、パフォーマンスを向上させつつ消費電力を削減したことが大きな特徴。米国では2月7日に純正グラフィックボードが標準価格699ドル(約7万5700円)で発売される他、複数のメーカーからも同GPUを搭載するグラフィックボードが登場する予定だ。
Radeon VIIは、第2世代「Vegaアーキテクチャ」を採用したGPUで、60個の演算ユニットを搭載している。
現行のハイエンドGPU「Radeon RX Vega 64」と比較すると、ビデオメモリは2倍(8GB→16GB)、メモリの帯域幅は約2.1倍(483.8GB/秒→約1TB/秒)に増強。ゲーミング性能は平均29%、コンテンツ制作アプリの性能は平均36%向上させつつも、消費電力は据え置いた(いずれもAMD調べ)。
自社調べではあるが、ライバルであるNVIDIAのハイエンドGPU「GeForce RTX 2080」と比較した場合のゲーミング性能も僅差で勝っていることもアピールした。
(取材協力:Consumer Technology Association)
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