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AIとテクノロジーで正面突破?――日本マイクロソフトが考える学教教育の新提案(2/2 ページ)
日本マイクロソフトは7月30日、文部科学省の「新時代の学びを支える先端技術活用推進方策」に対応した「新時代の学びの核心プログラム」の提供を開始する。その概要を見ていこう。
「学びの最適PCモデル」も用意
こういった学びのためのPCをいかに提供していくか。文部科学省の最終まとめで挙げられている「学習者用コンピュータについての機能」に合致する推奨PCとして「学びの最適PCモデル」が提供される。現状は日本マイクロソフトのSurface Go、OEMパートナーから24モデル(7月30日時点、日本マイクロソフト調べ)が用意され、2019年度中に倍増する予定だという。
「学びの最適PCモデル」を提供するOEMパートナーはASUS JAPAN、エプソンダイレクト、サードウェーブ、Dynabook、デル、日本エイサー、日本HP、日本電気、VAIO、パナソニック、富士通、マウスコンピューター、レノボ・ジャパンの13社が挙げられている
これらのPCはWindowsライセンスに割引が適用される「Shape the Future プログラム」を利用することで安価に購入できるのが特徴だ。とはいえ、あくまで教育機関向けであり、個人が利用できず、学校で使っているPCと同じものを量販店などで購入したいという要望には現時点で対応できない。この部分については同社も課題として認識しており、対応を検討したいとしている。
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