1台で“デュアルデスクトップPC”を実現可能なタワーケースが3.3万円で登場!:古田雄介のアキバPick UP!(1/4 ページ)
「今週はPCケースの当たり週」なんてコメントも聞けた先週末のアキバ。2つのマザーボードが収納できるケースや取っ手付きの高拡張Mini-ITXケースなど、ユニークなPCケースの新製品が確かに多かった。
先週末、Phanteksからタワーケース「ENTHOO LUXE 2」が売り出された。ボディーサイズは240(幅)×595(奥行き)×570(高さ)mmで、価格は3万3000円前後(税込み、以下同)となる。
2つのマシンを内蔵可能な「ENTHOO LUXE 2」がデビュー
基本のマザーボードベースは、SSI-EEB/E-ATX/ATXなどに対応するが、それとは別にケース下部右側の独立したスペースにMini-ITXマザーボードを組み込める仕様になっているのが最大の特徴だ。このスペースは電源ユニットベイとしても使える仕様で、通常の電源ベイとあわせて2台を組み込んで同期する使い方も可能だ。
なお、国内流通版に限り、Mini-ITXマザー側のPCIe x16スロットに対応したライザーカードが付属している。
入荷したオリオスペックは「光るSSDを意識してか、右側面も一部が透明になっていて2.5インチベイが見える構造になっているのも面白いですね。これだけ手の込んだ作りの割に、価格が抑えめなのも好印象です」とうれしそうに話していた。
レイアウトの自由度が高いタワーケースは、Lian-Liからも「O11D XL」が登場している。サイズは285(幅)×471(奥行き)×513(高さ)mmで、価格は2万7000円強だ。
ASUSTeKのROG認証を受けており、エクステンションバーを追加することで同社のEEBマザーボード「ROG Dominus Extreme」も組み込める仕様となっている。マザーボードプレートを挟んだ右側スペースが広く、横置きのATX電源ベイの上にホットスワップ対応の2台用3.5インチドライブベイが2セット並んでいるが、ドライブベイを取り外して2台目の電源ユニット用のスペースにもできる。
その他、グラフィックスカードを左側面に垂直に置くためのライザーカード付きスタンド(O11DXL-1)や、EK Water Blocksとコラボした水冷ポンプ兼リザーバー(O11D DISTRO-PLATE G1)のオプションも同時に売り出している。価格は順に9000円強と2万5000円前後だ。
TSUKUMO eX.は「ROG認証を受けていながらも、けっこう汎用的なデザインですね。レイアウトの幅も強化の幅も広いので、ケーブル配置などいろいろと考えるのが楽しそうです」と評価していた。
まだまだケースの話題をチェックしていこう。
関連記事
QNAPの訳ありNASキットが特価で販売中!
分かる人が黙々と指名買いするお買い得品が、日常的に出回るのがアキバの魅力。今週はパソコン工房 秋葉原BUYMORE店でQNAP製NASキットの訳あり特価が買える!幻のMini-DTX規格を採用した「ROG Crosshair VIII Impact」がデビュー
ASUSTeKから、Ryzen向きの小型マザーボードが2モデル登場した。特に、ATX級の拡張性を確保するためにMini-DTX規格を採用した「ROG Crosshair VIII Impact」に注目が集まっている。超大型台風19号により、土曜日のアキバは臨時休業ラッシュ
台風19号が迫る中、アキバのPCパーツショップの大半は金曜日のうちに12日の臨時休業を決めた。13日は昼~夕方に開店を予定するショップが多い。「現金:カード:コードで4:4:2」――自作PC街の支払い事情
消費税の増税とともに始まった経済産業省の「キャッシュレス・消費者還元事業」。キャッシュレス決済を促す意図は電気の街・秋葉原でどのくらい浸透しているのだろうか?自作PCの街、消費税10%化の影響はどれくらい?
消費税率が10%に上がった体感の影響はショップや立地によってさまざまな様子だ。ただ、値札の更新に苦しんだ様子であることは共通していた。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.