Ryzen 9 3950X&3900Xがかすかに再入荷、Core Xは絶望――新型CPUの今:古田雄介のアキバPick UP!(3/4 ページ)
Ryzen 9 3950XやRyzen Threadripper、新世代Core Xなど話題の新型CPU。いずれも品薄ながら、それぞれで入手の可能性は差がある様子だ。BTOマシンの動向も含めて追いかけた。
約19万円と22万円弱――ギガバイトの規格外マザーボード&SSD
新製品で、複数のジャンルにインパクトを与えていたのはギガバイトだ。
マザーボードでは、水冷専用のIntel X299チップセット搭載モデル「X299X AORUS XTREME WATERFORCE」を19万円前後で売り出している。XL-ATXサイズの基板に銅と透明アクリルを使った水冷構造を組み込んだ他、Wi-Fi 6+Bluetooth 5.0モジュールや2基のThunderbolt 3ポート、10GbEポートなどを備える。
入荷したTSUKUMO eX.は「Mini-ITXケース並みの箱に入っていて、ああギガバイトだなあと思いました」という。ちなみに同社は、2014年末には3台のGeForce GTX 980カードと水冷システムを組み合わせたユニットを、ATXケースよりも大きい化粧箱に入れて売り出して話題になっている。
ストレージでは、PCIe Gen4接続のPCIe x16型SSD「AORUS Gen4 AIC SSD 8TB」を投入。7月に登場した「AORUS NVMe Gen4 SSD 2TB」の基板を4枚組み込んでおり、内部でRAID 0を構築することでシーケンシャルリード/ライトで最大毎秒1万5000MBの速度を実現するという。価格は21万8000円前後だ。
パソコン工房 秋葉原BUYMORE店は「かなりとがったモデルですね。ある意味で冬のボーナスの季節に似合う新製品かも」と笑っていた。オリオスペックでも「高価なモデルですが、既に注文が来ています。欲しい人には刺さる魅力がありますよね」と話していた。
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