2019年にグッと来た「デジタル仕事道具」ベスト5(4/5 ページ)
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スマートフォン部門:OPPO Japan「OPPO Reno A」
スマートフォンについては、機能の豊富さという点で超広角カメラを搭載した「iPhone 11 Pro Max」が挙がるが、こちらは10万円オーバーと高額な製品ゆえ、評価が高くて当然という感がなくはない。コストパフォーマンスも加味してベストバイを選定するのであれば、年末近くになって購入した、OPPOの「Reno A」を個人的に推したい。
画面サイズは6.4型ということで、iPhone 11 Pro Maxとほぼ同等の本製品、特徴は大きく分けて2つある。1つは、ハイエンドに迫る性能でありながら、価格が3万円台(11月下旬の購入時点で税込み3万9380円)と破格なことだ。同じ64GBモデルで比較すると、iPhone 11 Pro Max(11万9800円)のおよそ3分の1で、コストパフォーマンスは抜群だ。
それでいて、2340×1080ピクセルという画面解像度、6GBのメモリ、IEEE 802.11acおよびBluetooth 5.0対応、NFC搭載、防水対応と、機能的には遜色がない。重量が約169gと、このクラスの大画面スマホとしては驚くほど軽いのも二重丸だ。あえてない機能を探すとすれば、USB Type-Cを搭載しながらUSB PDに非対応であること、およびQiが利用できないことくらいだ。
もう1つの特徴は、顔認証と指紋認証の両方に対応していること。手袋やマスクの着用機会が増えるこれからの季節、顔認証と指紋認証の両方が利用できれば、どちらか一方が使えないシチュエーションでも、もう一方を試せる。わざわざPINやパターンでロックを解除する必要もないというわけだ。現行のiPhoneやPixelにはない特徴で、実用性は高い。
この製品、筆者は外出先では利用せず、寝転がってWebや電子書籍を読むためのデバイスとして活用しており、前述のNFC、およびカメラについては評価外となるが、ハイエンドモデルは10万円オーバーが当たり前、ミドルクラスも6~7万円はするAndroidのSIMロックフリー端末の中で、コストパフォーマンスの高さは突出している。画面サイズを生かして、ビジネス用のドキュメントビューワーとしての利用にも適した1台だ。
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