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23.8型液晶一体型デスクトップ「ThinkCentre M90a AIO」登場 「ThinkVision」と共通デザインを採用CES 2019

ThinkCentreの液晶一体型に新型が登場。液晶ディスプレイ「ThinkVision」と共通のデザインアイコンを採用し、違和感なくデュアルディスプレイ環境を構築できるという。【更新】

 Lenovoは1月3日(米国太平洋時間)、23.8型液晶ディスプレイ一体型PC「ThinkCentre M90a AIO」を発表した。6月の発売を予定しており、最小構成価格は1099ドル(約11万9000円)となる。

※記事で紹介している商品の日本発売は未定。発売予定時期は米国のもの

【更新:8時5分】一部の画像をより高画質なものに差し替えました。合わせて、ThinkVisionの新製品の仕様に一部追記を行っています

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ThinkCentre M90a AIO

 ThinkCentre M90a AIOは、同時に発表されたビジネス向けディスプレイ「ThinkVision」の新モデルと共通のデザインを採用。並べてマルチディスプレイ構成にするとスッキリとした見た目になることが特徴だ。

 CPUは第10世代Coreプロセッサ(Comet Lake-U)を搭載し、スリープ中も通信を維持する「モダンスタンバイ」にも対応している。構成によっては外部GPUとして「AMD Radeon 625」(2GBメモリ)を追加することができる。メインメモリはDDR4規格(SO-DIMM)で、最大32GBまで搭載できる。ストレージはHDDまたはM.2 SSD(SATA/PCI Express)で、「Intel Optane Memory」を備える構成も用意される。光学ドライブも搭載している。

 ディスプレイは23.6型フルHD(1920×1080ピクセル)で、電子プライバシーフィルター「PrivacyGuard」付きのものも選択できる。物理的なシャッター付きのWebカメラは赤外線撮影も可能なもので、Windows Helloの顔認証にも利用可能だ。


Webカメラは顔認証用の赤外線撮影も可能。物理シャッター「ThinkShutter」も備える

 インタフェース類は、USB 3.0 Type-C端子、USB 3.1 Type-A端子×2、USB 3.0 Type-A端子×4、イヤフォン/マイクコンボジャック、有線LAN(Ethernet)端子、DisplayPort出力端子、メモリーカードスロットを備え、オプションでシリアルポートも搭載できる。


背面のケーブル類は、カバーなどでスッキリと隠せる

ThinkVisionにも新モデル

 ThinkブランドPCの新製品に合わせて、ThinkVisionにも幾つかの新製品が投入される。

ThinkVision Creator Extreme(4月発売予定)

 「ThinkVision Creator Extreme」は、その名の通りクリエイターの利用を想定した4K解像度(3840×2160ピクセル)の27型液晶ディスプレイだ。直販価格は2499ドル(約27万円)を予定している。


ThinkVision Creator Extreme

 ディスプレイの輝度は1000ニトで、VESAの「Display HDR 1000」に準拠したHDR(ハイダイナミックレンジ)表示に対応しており、色域はDCI-P3規格で99%、sRGBとBT.709で100%カバーしているという。

 映像入力はHDMI 2.0、DisplayPort 1.4とUSB 3.1 Type-C(DisplayPort Alternate Mode)、HDMI 2.0(2基)に対応しており、USB 3.1 Type-C端子はUSB Power Delivery(USB PD)規格に準拠した最大90Wの電源出力にも対応している。

ThinkVision T34w-20(3月発売予定)

 「ThinkVision T34w-20」は、アスペクト比21:9の3440×1440ピクセル液晶を備えたビジネス向けワイドスクリーンディスプレイ。直販価格は799ドル(約8万6000円)を予定している。


ThinkVision T34w-20

 USB Type-C端子(DisplayPort Alternate Mode)、HDMI 2.0、DisplayPort 1.4による映像入力とUSB PDに準拠した最大75Wの電源出力に対応している。より横に広い画面で、効率良く作業したいビジネスマンに向けたモデルだ。

ThinkVision P27h-20(3月発売予定)

 「ThinkVision P27h-20」は、4辺狭額縁デザインの27型QHD(2560×1440ピクセル)液晶ディスプレイ。直販価格は499ドル(約5万4000円)を予定している。


ThinkVision P27h-20

 USB Type-C端子(DisplayPort Alternate Mode)、HDMI 2.0、DisplayPort 1.2による映像入力とUSB PDに準拠した最大90Wの電源出力に対応している。映像出力のデイジーチェーン接続(数珠つなぎ)に対応するためのDisplayPort 1.2出力端子や、MACアドレスパススルーに対応するEthernet(有線LAN)端子や、オーディオ出力も備える。

ThinkVision T24v-20(4月発売予定)

 「ThinkVision T24v-20」は、Windows Helloの顔認証にも利用できる赤外線撮影対応のWebカメラを備える23.8型フルHD液晶ディスプレイ。直販価格は269ドル(約2万9000円)を予定している。


ThinkVision T24v-20

 Webカメラには物理的なふた「ThinkShutter」を備えており、セキュリティを重視するユーザーにも配慮している。

 映像入力はHDMI 1.4、DisplayPort 1.2とアナログRGB(D-Sub)に対応。オーディオ出力端子やWebカメラの接続とUSBハブとして利用するためのUSB 3.0入力端子も備える。USBハブはUSB 3.0 Type-A端子を2基搭載している。

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