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強化ガラスより“リアル”――広まるオープンフレームのニーズ古田雄介のアキバPick UP!(1/4 ページ)

アキバでは、長尾製作所の「オープンフレーム Ver.ATX」と「Ver.micro-ATX」が登場して、安定の人気を集めている。その他、1000円切りの内視鏡やRadeon RX 5600XTカードなどもが店頭をにぎわせた。

 前回の記事でお伝えした通り、先週は複数の店舗に長尾製作所のオープンフレームケース「オープンフレーム ver.ATX(N-FRAME-ATX)」と「オープンフレーム ver.micro-ATX(N-FRAME-MATX)」が入荷している。価格はver.ATXが1万6000円前後で、ver.micro-ATXは1万5000円前後となる(税込み、以下同)。


オリオスペックに並ぶ長尾製作所の「オープンフレーム」シリーズ

こちらはTSUKUMO eX.のケース売り場

オープンフレームケース、まぁまぁ普通の選択肢に

 いずれもの製品もハンドル付きで持ち運べる作りになっており、ATX電源や3.5インチHDDが搭載でき、背面にはスライド式の水冷クーラー用ステイが配置されている。重量はver.ATXが約2.9kgで、ver.micro-ATXは約2.6kgとなる。

 入荷したショップでは、概ね好評な様子だ。オリオスペックは「結構予約も入っていますし、Mini-ITXタイプと比べても遜色ない感じですね」という。TSUKUMO eX.も「マザーや構成の選択肢が広いver.ATXが先行して、ver.micro-ATXが追う感じです。どちらもキワモノというより、マシンのビジュアルを意識した割と多くの人に注目されている感じがありますね」と評価する。

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 実際、「強化ガラス越しにパーツを見るよりリアル」(TSUKUMO eX.)という理由でオープンフレームを好む人は増えている様子だ。別のショップは「STREACOMの『BC1』シリーズも、ベンチマーク台としてではなくて、パーツを鑑賞しやすいオープンフレームとして愛用している人はたまにいますしね。オーバークロックや検証用と普段使い、観賞用と、そのあたりの垣根はかなり崩れてきているのかなと思います」と話していた。


2017年12月にデビューしたMini-ITXマザーボード対応の「BC1 mini」。1万7000円~1万9000円前後で売られていた

BC1 miniを組み立てたところ。アルミニウム合金製で軽量なのもポイントだ

 続いて、ニッチなアイテムだがアキバで人気を集めている製品を見ていく。

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