画面付きスマートスピーカー「Echo Show 8」、これまでのモデルと何が違う?:山口真弘のスマートスピーカー暮らし(2/3 ページ)
スマートスピーカーやその関連デバイスについて、試行錯誤を繰り返しつつ、機能をバリバリ使えるようになる(予定)までの過程を、時系列でお届けする本連載。今回はAmazonから新しく発売された「Echo Show 8」が過去のモデルとどう違うのか、導入のプロセスまでを紹介する。
「Echo Showの小型版」ではなく「Echo Show 5の大型版」
では製品を見ていこう。パッケージに付属するのは本体とACアダプター、スタートガイドの2つのみ。ACアダプターは30W仕様で、Echo Show 5に付属していた15W仕様のアダプターとは別物だ。画面サイズの大型化だけでなくスピーカーの出力も上がっているので、同じACアダプターでは対応できないのだろう。
ボディーサイズは、7型のGoogle Nest Hubと比べた場合、正面から見た面積は一回り大きい程度なのだが、格段に奥行き(約9.9cm)を取るのがマイナスだ。さらにコネクターが後方に突き出すため、設置にあたってはその分も計算しておかなくてはいけない。既存のEcho Showシリーズで共通の欠点だった部分が、本製品でも解消されていない。
画面サイズは前述のように8型で、解像度は10.1型のEcho Showと同じ1280×800ピクセルなため、それだけ密度が高い。スピーカーは10W×2、Echo Showと同じくパッシブラジエーターも搭載しているが、Dolby Audioは非対応だ。
その他の仕様はEcho Show 5に準じており、カメラは同じ1MP、背面の3.5mmジャックにスピーカーやイヤフォンを接続できる仕様も共通だ。Wi-FiはIEEE 802.11ac対応、また本体上部のボタン配置についてもEcho Show 5と同じ。「Echo Showの小型版」ではなく「Echo Show 5の大型版」と考えた方が、製品を理解しやすいだろう。
価格は税込み1万4980円ということで、Echo Show 5が同9980円であることを考えてもバランスは取れており、また単体で見ても納得のプライスだ。ちなみにGoogle Nest Hubは1万5400円ということで、少し下を行く値付けなのだが、本稿執筆時点でGoogle Nest Hubは9900円でセールを行っており、ライバル意識が見て取れる。
続いて、セットアップを見ていこう。
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