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IntelがTDP 35Wで5GHzオーバーの第11世代Core H35シリーズを発表CES 2021

Intelは1月11日(現地時間)、開発コード名「Tiger Lake-H」の4コア8スレッドモデル「Core H35」シリーズを発表、同時に8コア16スレッドのCore-Hについても言及した。

 Intelは1月11日(現地時間)、第11世代Coreプロセッサ(開発コード名:Tiger Lake)の追加モデルとして、TDP 35Wで4コア8スレッドのスリムゲーミングPC向けの「Core H35」(同Tiger Lake-H)シリーズを発表した。出荷は2021年第1四半期の予定だ。


開発コード名Tiger Lake-Hは薄型ゲーミングPCでの採用を狙ったTDP 35Wのプロセッサだ

 同シリーズは、CPUとPCHを統合した従来のUP3(TDP 12~28W)を拡張しており、最上位モデルの「Core i7-11375H Special Edition」だと、ターボブースト時の動作周波数が5GHzに引き上げられている。これにより、IntelはComet Lakeで45W動作のCore i9-10980HK(8コア16スレッド)と同等のシングルスレッド性能を発揮するとアピールした。


Core Hシリーズの概要

Core Hシリーズのポイント

Core Hシリーズのブロックダイアグラム

Core Hシリーズのラインアップ

従来CPUとの性能比較。AMDのRyzen 7 4800HSやRyzen 9 4900HSを上回るシングルスレッド性能を誇るという

 内蔵グラフィックス機能はIntel Iris Xe Graphics(実行ユニットは96基)で、単体GPUとの接続には4レーンのPCI Express 4.0を使え(未使用の場合はSSDの接続に利用可能)、Thunderbolt 4もサポートする。同プロセッサを採用したノートPCが2021年前半には複数登場する見込みだ。

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同プロセッサを備えたPCをリリース予定のメーカー一覧。デル・テクノロジーズやHP、Lenovo、Acer、ASUS、MSIと並んでVAIOも名を連ねている

8コア16スレッドとなる第11世代Core-Hシリーズの投入も明らかに

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