Ryzen 9 5900HS×RTX 3080で快適ゲームプレイ! ASUSのゲーミングノートPC「ROG Zephyrus G15」(2021年版)を試す(1/4 ページ)
ASUS JAPANが3月3日(現地時間)、同社のゲーミングPCブランド「Republic Of Gamers」の国内新モデルを発表した。この記事では厚さ20mmを切るスリムボディーにRyzen 9 5900HSとGeForce RTX 3060を備えるパワフルゲーミングPC「ROG Zephyrus G15」を試す。
3月3日、ASUS JAPANがゲーミングブランド「Republic of Gamers(ROG)」シリーズのノートPC新モデルを発表した。1月のCES 2021に行われたイベントで発表されたものの国内展開が明らかになった格好だ。新製品には、2画面ノートPC「ROG Zephyrus Duo 15 SE」や、メインストリーム向けの「ASUS TUF Gaming A17」など、気になる製品が並ぶ。
今回は、さまざまな新製品の中でも「ROG Zephyrus G15」の2021年モデルに注目したい。ROG Zephyrus G15は15.6型のWQHD(2560×1440ピクセル)ディスプレイを備える。リフレッシュレートは165Hzと高く、左右のベゼル幅は約4.6mmと狭めである。輝度は300ニトで、Adaptive Sync(FreeSync)にも対応する。CPUは最新のAMD Ryzen 5000シリーズ、GPUは発表されたばかりのGeForce RTX 3060/3080を搭載している。
非常に優秀なスペックを備えるROG Zephyrus G15だが、実際はどうなのだろうか。今回、同社からROG Zephyrus G15の上位モデル(GA503QS-R9R3080W)の実機を使う機会を得た。CPUはRyzen 9 5900HS(3GHz~4.6GHz、8コア16スレッド)、GPUはGeForce RTX 3080(グラフィックスメモリは8GB)、メインメモリは32GBを備える、とびきりのハイスペックモデルである。想定価格は税込みで32万9800円だ。
これを使って、比較的最近のゲームタイトルである「DEATH STRANDING」や「VALORANT」をプレイしたり各種ベンチマークソフトでテストしたりしつつ、使い心地を確認していこう。
エコシャイン塗装が施された落ち着きのある外観
ROG Zephyrus G15の2021年モデルは、「エクリプスグレー」と「ムーンライトホワイト」の2色が用意される。今回試すモデルは後者だ。
4つのレイヤー(下地/補強/着色/パール)に分かれた「エコシャイン塗装」は、さらさらとした手触りが心地いい。全体的に非光沢加工が施されているが、天板の一部に虹色に輝くパール塗装が施されており、虹色に輝いて見えるのがおしゃれだ。
本体右側面にはUSB 3.2 Type-A(Gen 2)端子とmicroSDメモリーカードスロットがあり、左側面にはHDMI出力端子、USB 3.2 Type-A(Gen 2)端子、USB 3.2 Type-C(Gen 2)端子、3.5mmマイク/イヤフォンコンボジャック、有線LAN端子や電源端子が配置されている。
キーボードは日本語配列の86キーで、テンキーやInsertキーなどを省いたコンパクトなものだ。ゲーミングノートPCにありがちな独自配列ではなく、Enterキーも通常タイプなので扱いやすい。バックライトはホワイトで、しっかりと光って、暗部でもキー内容がきちんと判別できる。
タッチパッドは滑らかな手触りで、マルチタッチにも対応している。クリックボタンはタッチパッドと一体化しており、右下部分を押し込めむと右クリックできる。2本指でスワイプすればスクロール、3本指でスワイプすればウィンドウを切り替えられる。
排気口は両側面と背面に配置されているが、今回ベンチマークソフトやゲームを起動していても、表面が熱くなって不快に感じることはなかった。一方で、ディスプレイ側はかなりの熱を持った。エアフローはしっかりと考えられている印象だ。
ストレージには、韓国SK Hynix製の1TB M.2 SSDが搭載されていた。CrystalDiskMark 8.0.1を使用して読み書き速度を計測したところ、シーケンシャル読み出しで最大毎秒3.5GB、書き込みで最大毎秒3GBという速度を記録した。NVMe規格のSSDとしては高速かつ大容量だ。有名なAAAゲームタイトルを短時間でロードできたり、アプリケーションを多く保存してすぐに起動できたりできるなど、そのメリットは大きい。
重量は公称値で約1.99kgとなる。実際に持ってみると重量はさほど感じず、リュックなどに入れて持ち運ぶのも楽な印象だ。
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