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64コア128スレッド! ワークステーション向けCPU「Ryzen Threadripper PRO 3995WX」がデビュー古田雄介のアキバPick UP!(1/4 ページ)

ワークステーション向けCPU「Ryzen Threadripper PRO 3000WX」シリーズが秋葉原のPCショップで一斉に売り出された。最上位の「3995WX」は、税込みで70万円超という価格となる。

別レイヤーの人が注目――Ryzen Threadripper PROの反響

 AMDのワークステーション向けCPU「Ryzen Threadripper PRO 3000WXシリーズ」の販売が、3月26日19時に解禁された。ラインアップと価格(税込み、以下同)は下記の通り。最上位の「Ryzen Threadripper PRO 3995WX」に至っては、価格が70万円を超える。

モデル名 コア/スレッド数 稼働クロック(周波数) TDP(熱設計電力) 実売価格(税込み)
Ryzen Threadripper PRO 3995WX 64コア128スレッド 2.7GHz~4.2GHz 280W 71万円強
Ryzen Threadripper PRO 3975WX 32コア64スレッド 3.5GHz~4.2GHz 280W 36万円前後
Ryzen Threadripper PRO 3955WX 16コア32スレッド 3.9GHz~4.3GHz 280W 15万円強

パソコンSHOPアークの販売告知ポップ

Ryzen Threadripper PRO 3000WXシリーズのパッケージ

Ryzen Threadripper PRO 3995WXのパッケージ

 3モデル共にGPUは内蔵していない。PCI Express 4.0レーンは128本、メモリは8チャンネル構成となる。2020年2月に登場した「Ryzen Threadripper 3000Xシリーズ」からソケット形状が変更され、新型の「Socket sWRX8」となった。

 それに伴い、Socket sWRX8に対応するマザーボードの販売も始まった。発売日にはASUSTeKの「Pro WS WRX80E-SAGE SE WIFI」とSupermicroの「M12SWA-TF」が並んでいるのを確認できた。価格は前者が14万円前後、後者が8万5000円前後となる。

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ASUSTeKのSocket sWRX8対応マザーボード「Pro WS WRX80E-SAGE SE WIFI」のパッケージ(パソコン工房 秋葉原BUYMORE店で撮影)

SupermicroのSocket sWRX8対応マザーボード「M12SWA-TF」(パソコン工房 秋葉原BUYMORE店で撮影)

 これらのCPUやマザーボードを入荷したパソコンSHOPアークは「まあ、コンシューマー向けとは別次元の存在ですね。研究室やごく一部のマニアの方に刺さる存在です。それでも、3995WXは高価すぎて手が出せないという方もいましたね」と話す。

 位置付けや価格設定もあり、各ショップの入荷数は控えめだが、「CPUよりも対応マザーボードの方が(入荷数が)少なくて、取り合いになるかもしれません」(同店)という。

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