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64コア128スレッド! ワークステーション向けCPU「Ryzen Threadripper PRO 3995WX」がデビュー古田雄介のアキバPick UP!(2/4 ページ)

ワークステーション向けCPU「Ryzen Threadripper PRO 3000WX」シリーズが秋葉原のPCショップで一斉に売り出された。最上位の「3995WX」は、税込みで70万円超という価格となる。

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まだ遠い「Ryzen 5000」の潤沢化 Rocket Lake-Sは登場予定

 一方、コンシューマー向けCPUは、主力の不在が続いている。

 AMDのRyzen 5000シリーズでは、一部で「Ryzen 7 5800X」や「Ryzen 5 5600X」の再入荷が見られたものの、“潤沢”にはほど遠い。パソコン工房 秋葉原BUYORE店は「5800Xの在庫はありますが、どうにか“ある”という状況です。厳しさは相変わらずですね」という。

価格表
パソコン工房 秋葉原BUYORE店のRyzen 5000シリーズ価格表。撮影時点ではRyzen 7 5800Xのみ在庫がある状況だった
TSUKUMO eX.
所変わってTSUKUMO eX.の価格表。こちらも撮影時点ではRyzen 5000シリーズの在庫はRyzen 7 5800Xのみだった

 Intelの第11世代Coreプロセッサ(開発コードネーム:Rocket Lake-S)については、先週お伝えした通り3月30日22時に販売を開始する予定となっている。それに向けた準備も着々と進んでいるようだ。

 あるショップは「一部のラインアップの登場が遅れる可能性があり、初回のラインアップは限定的になるかもしれません。とはいえ、Core i9-11900KやCore i7-11700Kなど、初回(入荷時の)けん引役は入ってくる見込みです」と話していた。万事順調とはいえないものの、おおむね予定通りといえそうだ。

 同プロセッサに対応するIntel 500シリーズチップセットを備えるマザーボードのラインアップも厚くなってきている。ギガバイトのH510モデル「H510M S2H」(実売1万円弱)や、ASRockの B560モデル「B560M Steel Legend」(実売1万7000円前後)のように、比較的買いやすい価格帯の新製品がショップの棚を埋めていた。

 TSUKUMO eX.は「初回はハイエンドと組み合わせるZ590(を搭載する)上位マザーが売れるでしょうけど、同時に新生活需要が来るので、買いやすい組み合わせも求められるでしょう」とマザーの入荷状況に笑顔を見せる。

ギガバイトのマザーボード
ギガバイトのH510M S2H(左)とB560M DS3H AC(右)。B560M DS3H ACの実売価格は1万3000円前後だ
B560M Steel Legend
ASRockのB560M Steel Legend

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