「売れ筋は第10世代の方かも……」――第11世代Core iの評判:古田雄介のアキバPick UP!(2/4 ページ)
第11世代Core i(開発コード名:Rocket Lake-S)シリーズが売り出されて数日経ち、PCパーツショップでの売れ方が見えてきた。AMDとのシェア争いも含めた現状を追いたい。
「ROG MAXIMUS XIII HERO」や「H570 Steel Legend」が登場
そうした空気の中でも、複数のショップで入荷後すぐに売り切れとなっていたのが、Intel Z590チップセットを搭載したASUSTeKのマザーボード「ROG MAXIMUS XIII HERO」だ。価格は6万2000円前後となる。
電源回りは14+2フェーズで、ATX基板にThunderbolt 4(USB Type-C)と2.5GbE対応の有線LANポートをそれぞれ2基備えるなど多機能だ。TSUKUMO eX.は「第11世代のハイエンドCPUを積むなら、電源回りが強力なマザーボードを選ぶのが安全です。その中でも、第一に選ばれている人が多いマザーだと思います」と話していた。
ASRockからは、ATXサイズの「H570 Steel Legend」やmicroATXサイズの「H510M-HDV/M.2」、Mini-ITXサイズの「B560M-ITX/ac」などが登場している。価格は順に2万円前後と1万円弱、1万5000円強だ。
その中で売れ筋候補とされているのは、H570 Steel Legendだ。電源フェーズは8フェーズあり、2.5GbEポートを1基備えるなどバランスのとれた構成となっている。ドスパラ秋葉原本店は「最近はマザーボードも上のグレードの価格がすごいこと(上昇)になっていますが、これなら限りある予算の中で上位CPUに手が届く可能性が高くなります。長期的に売れそうですね」と評価していた。
次に、水冷キットの新作を見ていく。
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