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トラックパッドを搭載したロジクール「FOLIO TOUCH iK1094BKA」は純正品と何が違う?第4世代iPad Air向けキーボード一体型ケースを試す(1/6 ページ)

第4世代iPad Air用のカバー兼キーボードにトラックパッド付きモデルが登場した。Apple純正キーボードとどのような違いがあるのか、試してみた。

 ロジクールから、第4世代iPad Air向けのキーボード一体型ケース「FOLIO TOUCH」(iK1094BKA)が登場し、人気を博している。

 第4世代iPad Airと組み合わせて使えるキーボード一体型ケースには、Apple純正の「Magic Keyboard」と「Smart Keyboard Folio」が存在する。今回取り上げる製品はMagic Keyboardと同じくトラックパッドを搭載する他、同社のiPad向けキーボード一体型ケースとしては初めて、日本語JIS配列を採用したことが特徴だ。

 前述のMagic KeyboardやSmart Keyboard Folioと比較しつつ、本製品の特徴をチェックしよう。

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ロジクールの第4世代iPad Air向けのキーボード一体型ケース「FOLIO TOUCH」(iK1094BKA)。同社オンラインストアの価格は税込み1万9580円だ。

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iPad Airの側面もカバーする高い保護性能

 まずは外観を見ていこう。本製品は第4世代iPad Airを保護するケースに、キーボードが合体した構造になっている。Magic KeyboardやSmart Keyboard Folioは側面が露出しており、落下時に四隅の衝撃に弱いのに対し、本製品は四隅までがっちり保護してくれるのが特徴だ。

 本体はファブリック風の、かなり目の粗い素材で覆われている。この素材はパームレスト部にまで回り込んでいるが、汗ばむことがなく、かつ手の脂がつきにくいため、使っていると手の脂だらけになる純正のMagic Keyboardより清潔感がある。ただし、高級感はあまりない。

 接続にはSmart Connectorを使うため、Bluetoothのようにペアリングを行う必要もなく、本体をはめ込むだけですぐに使える。もちろん充電も不要だ。他の純正2モデルも同様なので本製品だけのアドバンテージというわけではないが、市販のBluetoothキーボードと比べた場合は有利だ。


キックスタンドで背後からiPad Airを支える構造だ

キックスタンドは日本マイクロソフトのSurfaceなどと同じ構造で、20~60度の範囲で無段階に可変する

閉じた状態のフットプリントは純正キーボード2モデルと同じだが、厚みはややある

製品を展開した状態。キーボード部とケース部は連結されており分離はできない

外側を覆うファブリック素材は、このようにパームレスト部まで回り込んでいる

Smart Keyboard FolioやMagic Keyboardと異なり、四隅も保護する構造だ。ただし側面のボタン部分などは大きく開いている

接続にはSmart Connectorを用いるため、Bluetoothのようなペアリングは不要だ

上面部分のフリップ内側に、Apple Pencilもしくはロジクール「Crayon」を収納できる

反対側はファブリック素材がたるんでいるため、若干膨らんだように見える

左側面にスピーカー部およびマイク部の穴が開いている形だが、Touch IDを兼ねる電源ボタンは大きくくりぬかれている

右側面にあるUSB Type-Cポートとスピーカー部は、いずれも穴が開けられて貫通している

上部は第2世代Apple Pencilを取り付けて充電を行うために大きく開いている

 続いて、純正2モデルとの細かな違いを見ていこう。

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