フルHDで165Hz！　“光らない”ゲーミングディスプレイ「TUF Gaming VG259QR」に感じた魅力（4/4 ページ）

コスパの優秀なエントリーモデル

　VG259QRは、165Hzという高めのリフレッシュレートとゲームを楽しむのに十分な機能を多く備えながら、税込み3万4920円とIPS方式のパネルを採用したゲーミングディスプレイにしては手が届きやすい価格となっている。これより安い価格を求めると、視野角が狭くなるTNパネルを選んだり、リフレッシュレートに妥協したりする必要が出てくる。

　本体重量も軽めで動かしやすく、広いスイベル／チルト角を備えつつ高さ調整の範囲が広いので、設置の自由度も高い。何よりリフレッシュレートの高さが魅力で、コストパフォーマンスが優秀だといえる。強いて気になる点を挙げるなら、USBハブ機能がなく、周辺機器の接続をPCのみに頼る必要がある点くらいだ。

　冒頭に述べたように、VG259QRは初めてゲーミングディスプレイを体験するには最適な製品だと感じた。さらに高性能なディスプレイを求めて予算を引き上げるのも1つの手段ではあるが、手頃な価格かつ十分に扱える性能のディスプレイで腰を落ち着けるのはベターな選択肢だと思う。

　狭額縁の24.5型というサイズは、既存の21～23型クラスの製品と比べてもそれほど大きくならず、スペースの狭いデスクにも置きやすい。RGBライティング機能などを備えない分、テレワークで使っているPCに追加するセカンドディスプレイとして導入し、生産性を上げつつゲームも快適に楽しみたいという人にも最適だろう。