Lenovoがコンシューマー向け新型Chromebookを発表 第11世代Coreプロセッサ(Tiger Lake)を搭載:MWC Barcelona 2021
Lenovoがコンシューマー向けの新型Chromebookを発表した。第11世代Coreプロセッサ(開発コード名:Tiger Lake)を搭載し、快適な操作を実現したことが特徴だ。
Lenovoは6月23日(ヨーロッパ中央時間)、14型クラムシェルノートPC「IdeaPad 5i Chromebook」と、13.3型コンバーチブル式2in1ノートPC「IdeaPad Flex 5i Chromebook」を発表した。ヨーロッパでの付加価値税込みの想定販売価格は、両モデル共に399ユーロ(約5万2800円)からとなる。
なお、今回発表されたモデルの日本での展開は未定だ。
IdeaPad 5i Chromebookの主な仕様
IdeaPad 5i Chromebookは、若者や学生をターゲットとしたモデルで、学業や音楽/動画に視聴を快適にこなせるスペックを手頃な価格で実現したことが特徴だ。ボディーカラーはSand(サンド)とStorm Grey(ストームグレー)を用意している。
CPUは第11世代Coreプロセッサ(開発コード名:Tiger Lake)で、モデルによって以下のいずれかを搭載している。
- Pentium Gold 7505(2GHz~3.5GHz、2コア4スレッド)
- Core i3-1115G4(3GHz~4.1GHz、2コア4スレッド)
- Core i5-1135G7(2.4GHz~4.2GHz、4コア8スレッド)
メインメモリはLPDDR4X規格で、モデルによって4GBか8GBを備える。ストレージはPCI Express接続のSSDで、容量はモデルによって128GB、256GB、512GBのいずれかを搭載する。ディスプレイは13.3型フルHD(1920×1080ピクセル)液晶で、タッチ操作に対応する。物理シャッター付きのWebカメラも備える。
ポート類は、左側面にUSB 3.0 Type-C端子、USB 3.0 Type-A端子、microSDメモリーカードスロットと3.5mmイヤフォン/マイクコンボジャックを、右側面にUSB 3.0 Type-C端子を備える。無線通信はWi-Fi 6(IEEE 802.11ax)とBluetooth 5.1に対応する。
ボディーサイズは約324(幅)×221(奥行き)×16.6(厚さ)mmで、最軽量構成の重量は約1.42kgとなる。バッテリー駆動時間は最長10時間(Google Power Load Test Toolによる自社測定値)だ。
IdeaPad Flex 5i Chromebook
IdeaPad Flex 5i Chromebookは、タッチ操作に加えてペン入力にも対応し、もっといろいろなことを楽しみたい人に向けたモデルだ。ボディーカラーはAbyss Blue(アビスブルー)とIron Grey(アイアングレー)を用意している。
CPUは第11世代Coreプロセッサ(開発コード名:Tiger Lake)で、モデルによって以下のいずれかを搭載している。
- Pentium Gold 7505
- Core i3-1115G4
- Core i5-1135G7
メインメモリはLPDDR4X規格で、モデルによって4GBか8GBを備える。ストレージはeMMCまたはPCI Express接続のSSDで、容量は以下の中から選べる。
- eMMC構成:32GB/64GB
- SSD構成:128GB/256GB/512GB
ディスプレイはフルHDのIPS液晶または有機ELで、先述の通りタッチ操作とペン入力にも対応する(ペンは別売)。物理シャッター付きのWebカメラも備える。
ポート類は、左側面にUSB 3.0 Type-C端子、USB 3.0 Type-A端子、3.5mmイヤフォン/マイクコンボジャックとmicroSDメモリーカードスロットを、右側面にUSB 3.0 Type-C端子を備える。無線通信のスペックはモデルによって異なるが、最上位構成ではWi-Fi 6(IEEE 802.11ax)とBluetooth 5.1に対応する。
ボディーサイズは約310(幅)×224(奥行き)×16.95(厚さ)mmで、最軽量構成の重量は約1.35kgとなる。バッテリー駆動時間は最長10時間(Google Power Load Test Toolによる自社測定値)だ。
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