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テレワークに効く! 大画面液晶ディスプレイと最新ノートPCを勧めるワケ4K? ウルトラワイド?(4/4 ページ)

在宅ワークを中心としたテレワークで、会社にいるときと同じような生産性を維持するのには、環境整備が欠かせない。真っ先にお勧めしたいのがデュアルディスプレイの導入だが、そこに一工夫をかけるとさらに効果を高めることができる。

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大画面+ノートPCの2画面体制でさらに快適に

 ここで取り上げた液晶ディスプレイは、どちらもノートPCに接続する場合は2画面体制になるが、大きさが違う2つの画面を頻繁に行き来するのはけっこうストレスになるので、ノートPCの画面はサブに徹して使うのがお勧めだ。

 サブ側はビデオ会議の映像、リモート学習の講義動画、クリエイティブツールのチュートリアル動画などを表示させておくには最適で、株や通貨のチャートなど情報系の画面を表示させておくのもいいだろう。

 また、WebページやYouTube動画制作などをメイン画面で行い、サブ画面はその制作物の見え方を確認するための画面とするのも有効だ。

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ディスプレイ設定で、マルチディスプレイの設定は簡単に行える。位置関係の調整、それぞれの解像度と拡大率など、必要な設定にワンストップでアクセスできる

4K、150%でWordのA4文書を見開きで表示しつつZoomのカメラ映像を表示。ノートPC側(フルHD、125%)にはExcelを表示している。

UWQHD(3440×1440ピクセル)にPremiere Pro、ノートPC(フルHD)にオンラインチュートリアルとYouTubeの動画を表示させた

Lightroom Classicでの表示例。UWQHD(3440×1440ピクセル)にメイン(現像)画面、ノートPCにライブラリー画面を表示させたところ。サムネイルを大きく表示できるので、セレクトなどの管理作業がとてもはかどる

5年の長期保証も魅力のiiyamaディスプレイ

 今回、2製品を試用してみたが、34型ウルトラワイドのPro Lite XUB3493WQSU、28型4KのProLite 2875UHSU-1Bのどちらも魅力的な製品だ。

 通常、マルチディスプレイの導入を考えると22型~24型クラスのフルHDモデルが最初の候補に挙がるだろうが、これまで述べてきたように、ウルトラワイドや4Kモデルだとさらに快適な環境を手に入れられる。

 作業領域拡張による作業効率向上に加えて、ノングレアで柔軟なスタンドなど長時間の利用でも疲労がたまりにくい配慮がなされているため、コンディション不良によるパフォーマンス低下予防にも効果的だ。さらにUSBハブなど便利機能も搭載しており、導入すれば大きな生産性向上が期待できる。

 どちらが良いかは、設置スペースに加え、サイズや縦横比などの好みとなるだろう。高精細で滑らかな階調表現ができる画面が好みなら2875UHSU-1B、より画面が大きく、動画編集のタイムラインも長く表示できるウルトラワイドな横長の画面が使いやすいなら、XUB3493WQSUという選択になる。

 なお、マウスコンピューターのiiyamaブランド製液晶ディスプレイは、標準で3年の基本保証が付帯するが、ユーザー登録を完了すると2年延長され、5年間の基本保証となる点にも注目したい。ディスプレイ製品のライフサイクルは意外に長く、保証期間は3年が多いが、実際は4年~5年も使うことは少なくないだろう。それだけにこの2年の延長は大きく、積極的にiiyamaディスプレイを選ぶ理由になりうる。


34型ワイドとノートPCでのお勧め利用例。若干の奥行きを必要とするが、これなら狭い机の上でも34型という大画面を余すところなく活用できる。なお、今回はUSB Type-C→HDMIケーブルを利用したが、XUB3493WQSUには付属しないので注意したい
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