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16インチと14インチのMacBook Proが10月26日に発売 革新と復活を両立M1 MaxとM1 Pro搭載(1/3 ページ)

Appleが10月18日(米国太平洋夏時間)、スペシャルイベントを開催し新型MacBook Proを発表、10月26日から販売を開始する。価格は14インチモデルが税込み23万9800円から、16インチモデルが29万9800円からだ。

 Appleが10月18日(米国太平洋夏時間)、プロユースの「MacBook Pro」シリーズを発表した。発売は10月26日からで、既に日本でも受注を開始している。従来の13インチ/16インチを置き換えるモデルにあたり、新たに14インチ(14.2型)と16インチ(16.2型)の2モデルが用意される。OSはmacOS Montereyだ。


新たに登場した16インチと14インチのMacBook Pro。新型のApple M1 ProおよびM1 Maxを搭載している。ボディーカラーはスペースグレイとシルバーの2色展開だ

新型MacBook Proシリーズの概要

冷却ファンの速度を低速にしても、従来モデルより50%多いエアフローを実現し、より低ノイズで高いパフォーマンスを発揮するという。

16.2型と14型の2モデルを用意 カスタマイズの幅も豊富

 新型16インチMacBook Proは3つのベースモデルがあり、最上位モデルはM1 Max(高性能8コア/高効率10コア/32コアGPU/毎秒400GBのメモリ帯域幅)と32GBのユニファイドメモリ(最大64GB選択可)、1TB SSD(8TB/4TB/2TB選択可)を備え、価格は41万9800円からとなる(税込み、以下同様)。

 ミドルレンジモデルはM1 Pro(高性能8コア/高効率10コア/16コアGPU/毎秒200GBのメモリ帯域幅)と16GBのユニファイドメモリ(最大32GB、M1 Max選択時は最大64GB)、1TB SSD(8TB/4TB/2TB選択可)を採用し、価格は32万1800円からとなる。

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 エントリーモデルはM1 Pro(高性能8コア/高効率10コア/16コアGPU/毎秒200GBのメモリ帯域幅)と16GBのユニファイドメモリ(最大32GB、M1 Max選択時は64GB)、512GB SSD(8TB/4TB/2TB/1TB選択可)を採用し、価格は29万9800円からで、ミドルレンジと共にプロセッサを24コアGPUのM1 Maxか32コアGPUのM1 Maxに変更可能だ。


16インチMacBook Proのベースモデル

CPUのパフォーマンスは最大2倍になった

GPUはM1 Proで最大2.5倍、M1 Maxだと最大4倍高速になったという

機械学習は最大5倍速くなり、Photoshop CCで画像の被写体選択も高速化したとうたう

Final Cut Proで4K ProRessのビデオストリームを最大30本、8K ProRessなら最大7本編集できるようになるという

SSDの読み出し速度も毎秒最大7.4GBとなり、従来モデルから2倍以上も高速になった

 100%再生アルミニウムを採用したボディーのサイズは、約357.7(幅)×248.1(奥行き)×16.8(高さ)mmと従来モデルとほぼ同等で、重量はM1 Proで約2.1kg、M1 Max選択時は約2.2kgとなる。

 ミニLEDバックライトを備えたディスプレイは16.2型のLiquid Retina XDRで、画面解像度は3456×2234ピクセル(254ppi)だ。輝度は最大1000ニト(ピーク時は1600ニト)、コントラスト比は100万:1で、P3対応の広色域とTrue Toneテクノロジーをサポートする。また、最大120Hzの可変リフレッシュレートのProMotionテクノロジーに対応し、画面のなめらかさとバッテリー駆動時間の延長を両立させているという。


16.2型で画面解像度は3456×2234ピクセル(254ppi)だ

ミニLEDバックライト、光学フィルムと光拡散フィルム、LCDパネルなどで構成されるLiquid Retina XDRディスプレイを採用する

狭額縁化が進み、左右部分は以前より24%細く、カメラを内蔵した上部は60%も細くなり、画面表示領域を増やしている。macOSもメニューバーを上方向に上げるなど最適化される

リフレッシュレートは固定することも可能だ

 続いて、インタフェース回りの変更点を見ていく。

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