ニュース
「思ったよりも無風でした」――DSP版Windows 11の販売開始:古田雄介の週末アキバ速報(1/2 ページ)
Windowsの新バージョン発売といえば、秋葉原電気街の伝統的なお祭りの合図だ。いや、合図だった。静かにPCパーツショップの店頭に並んだ最新Windowsの様子をまとめた。
「取り立てて目玉となる何かがないんですよ」
11月11日、予定通りにDSP版Windows 11の販売がスタートした。
LANカードやUSBカード、メモリなどとのセット価格は、Windows 11 Proが2万1000円弱から2万2000円弱、Windows 11 Homeが1万6000円弱から1万7000円弱となっている(税込み、以下同様)。併売のDSP版Windows 10との価格はショップによって高低が異なるが、±1000~2000円程度だ。
従来のWindows新バージョン登場時にあるような販売イベントを実施するショップはなく、来店者からの反響も薄いようだ。あるショップで「予約販売していましたが、販売数はどちらもゼロでした」との声を聞けば、別のショップでは「そよ風程度かと予想していましたが、思ったよりも無風でした」とのコメントも耳にしたりした。
advertisement
背景としては、Windows 10からの無料アップグレードを既に実行していたり予定していたりする人が多いことや、アップグレード後のメリットがまだ見えにくいことを挙げるショップが多かった。「取り立てて目玉となる何かがないんですよ。新規にマシンを組むにもいろいろ品薄ですし、動機が作りづらい」(某ショップ)との評もある。
一方で、「まだメドは見えていませんが、パッケージ版が登場したら動き出すのでは」(ドスパラ秋葉原本店)という期待の声もある。今後の動向に注視したい。
関連記事
第12世代Core iシリーズの登場でRyzenとの覇権争いはどうなる!?
供給量は少なめながらも、まずまずの反響で迎えられた第12世代Core iシリーズ。ここ最近のCPU市場は、AMDのRyzenが優勢をキープしているが、年末に向けてはどう動く?入手難易度が一番高いのはCPUよりもDDR5-5200メモリ
Intelの第12世代Core iシリーズと対応パーツが一斉に販売解禁となった。詳報は週明けのアキバPickUP!でレポートするが、取り急ぎ今週末の入手性をお届けしたい。「いろいろ破格」――ASUSとNoctuaのコラボRTX 3070が即売り切れに
Noctua製のクーラーを搭載したASUS JAPANのGeForce RTX 3070搭載カードが13万円超で登場するも、瞬く間に完売。4.3スロット厚の思い切った仕様に、購入者も度肝を抜かれていた。第12世代Core iの販売予約が始まる――11月4日22時解禁!
第12世代Core iシリーズの販売スタート時期と、初回に登場する6モデルの価格が明らかになった。対応マザーやDDR5メモリの動向はどうだろうか?DSP版Windows 11の販売予約が始まる! 11月11日発売
10月22日、DSP版Windows 11の販売を告知するPOPがパソコン工房 秋葉原BUYMORE店のレジ前に貼られた。まずはDSP版が市場に出回るようだ。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.