「Arlo Essential」を使って今時のホームセキュリティを考える(4/4 ページ)
今やドライブレコーダーの装備は当たり前となったが、自宅時間が増える中で、「ホームセキュリティ」を意識する機会も多くなった。Arloの屋内用カメラで、そのあたりのことを考えてみた。
プランの選定に悩む
前述したように、内蔵ストレージを持たない本製品は原則として有償のサブスクリプションを契約して利用することになる。
有償プランは単体で利用可能なライブビデオストリーミング、動作通知に加え、30日間のビデオ履歴保存、インタラクティブな通知、人物/荷物/乗り物および動物を検知といった機能が追加される。
プランはSecureプラン(カメラ1台/毎月320円、台数無制限/毎月1060円)、Secure Plusプラン(台数無制限/毎月1595円)の2つがあるが、SecureプランとSecure Plusプランの違いは最大解像度が2Kか4Kか、Emergency Response有無の違いのみだ。その他、トリガーに関係なく連続録画を行うオプションもある。
ArloのプランはSecureプランとSecure Plusプランの2種類がある。Secureプランはカメラ1台で月々320円、台数無制限で月々1060円だ。Secure Plusは台数無制限のみのプランで月々1595円となる。プランを契約しないと、ライブストリーミングのみの対応となる
Arloのモードはデフォルトで用意されている警戒モードと待機モードの2つだけでなく、トリガーとアクションを独自に設定してカスタムモードを追加することも可能だ。さらに、これらのモードは時間帯や、スマートフォンの位置情報で自動的に切り替えられるので、在宅中は待機モード、外出したら警戒モードというような設定もできる。
低感度の音声のみを検出するカスタムモードを作り、子どもが大声で呼びかけたときだけ通知されるようにしておけば、自宅で留守番をしている子どもの方からコミュニケーションを取ることも容易になる。親の方からはいつでもライブ画像を表示し、マイクを有効にすることで双方向通話が可能だ。
警戒モード中に動作や音声を検知すると、録画された映像がクラウド上に保存される(左)。モードはトリガーとアクションで設定する(中央)。モード画面からは、1アクションで全てのデバイスを警戒モード/待機モードに変更できる(右)
モード切り替えを時間帯で設定するスケジュール画面(左)。スマホの位置情報と連動し、「帰宅したら待機モード」というような設定もできる(中央)。デバイス画面では現在の状況を確認可能だ。ネットワーク環境にもよるが、実験環境では遅延は2秒程度だった(右)
AlexaやIFTTTとの連携でシームレスなホームセキュリティを実現
Arloには、Amazon AlexaやApple Homekit、Google Assistant、IFTTT、Samsung SmartThingsとの連携機能が提供されている。
例えばAlexaスキルを導入することで、スマートディスプレイ「Echo Show」や「Fire TV」といったデバイスを介した双方向通話や、IFTTTを使ってArloの動作検知をトリガーに他の機器やスマートフォンと連携したり、あるいはArloを警戒モードに切り替えたり、録画を開始したりすることも可能になる。
ArloにはArlo Essential 屋内用カメラの他にも、1回の充電で6カ月間利用でき、4K撮影が可能な屋外用「Arlo Ultra 2」や、ベースステーションにUSBドライブを接続することでローカルビデオバックアップが可能な「Arlo Pro 3」、ドアベルの機能を併せ持つ「Arlo Essentialビデオドアベルワイヤフリー」など、用途別に合わせたモデルが用意されている。
見守りと防犯、両方に役立つArloとスマートホームプラットフォームを連携させて、自分にぴったりのホームセキュリティを構築してみてはいかがだろうか。
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