レビュー

PFUの真っ白な「HHKB Professional HYBRID Type-S 雪」を試す雪を買って幸せになれる? なれない?(3/5 ページ)

熱烈なファンが多いPFUの「Happy Hacking Keyboard」が、2021年12月で生誕25周年を迎える。そのタイミングで投入された特別記念モデル「HHKB Professional HYBRID Type-S 雪」を試した。

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HHKB-雪で日本語配列では初の無刻印キートップを用意

 今回発売となったHHKB-雪は、ベースモデルのHHKB HYBRID Type-Sから以下の点が変更されている。

  • 本体色が雪(白)
  • 本体ロゴなし(日本向けのみ)
  • 25周年デザインのHHキー(日本語配列)/Fnキー(英語配列)

 HHKB HYBRID Type-Sでも本体色に白はあったが、HHKB-雪は雪のまぶしさをイメージさせる、より明るい白になっていて、従来モデルにあった薄いグレーも省かれている。さらに、オプションで無刻印キートップも発売された。

 天板上部左右に配置されたHHKBやType-Sのロゴもなくなったので、無刻印キートップに付け替えればノイズの全くないキーボードとなる。その様子は未踏の新雪のようで、確かにこれは「雪」モデルだと納得するばかりだ。

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オプションの無刻印キートップセット。写真の日本語配列は初の販売となる

全てのキートップを外したところ。この状態でキーの位置を体に覚え込ませるというのも修行感があっていいかもしれない

 だが、無刻印キートップは日本語配列/英語配列とも各300台の限定販売であり、原稿執筆時点で既に完売している。HHKB-雪本体は日本語配列/英語配列とも各1250台限定だが、無刻印キートップはベースモデルのHHKB HYBRID Type-Sでも利用できる。

 日本語配列の無刻印キートップは初の販売であることもあり、無刻印キートップのニーズはHHKB-雪以上に高いはずだ。ぜひとも追加販売、もしくは限定ではない通常販売も検討してもらいたいところだ(1回目)。

 一方、REALFORCE R3の本体色もR2までのアイボリーからスーパーホワイトへと変更している。機能キーの色がグレーから白に変わったのも同じだが、オーソドックスなデザインのキーボードであるだけに「所有することの喜び」という観点ではHHKB-雪に軍配が上がるように思う。


REALFORCE R3(R3UC41)のスーパーホワイト。HHKB-雪に比べると、オフホワイトに近いイメージだ

無刻印キートップに入れ替えたところ。ロゴマークなどもなくなり、完全に純白だ。LEDインジケーターは右上に1つある

ボディー底面。ディップスイッチの割り当てが分かりやすくまとまっている

こちらは英語配列の無刻印HHKB HYBRID Type-S 墨モデル(PD-KB800BNS)

両モデルを並べたところ。まさにのっぺらぼうだ

底面にあるチルトスタンド

傾斜を3段階に変えられる。ミスタイプを防ぎ、手首や指の負担が少ないシリンドリカル・ステップ・スカルプチャー構造を採用する

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