2021年にグッと来た「デジタル仕事道具」ベスト4+番外1アイテム(2/5 ページ)
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スマートフォン部門:Google「Pixel 5a(5G)」
2020年に発売されたスマホの中から、ベストの1台を選べと言われた場合、Googleの「Pixel 6」シリーズを挙げる人は多いだろう。筆者もPixel 6 Proを所有しており、望遠レンズの威力には舌を巻くばかりなのだが、使い勝手も加味してどれか1台を選べと言われると、あえてその3カ月前に発売された、Pixel 5a(5G)をプッシュしたい。
Googleのスマホで型番の末尾に「a」が付いた製品は、一般的には廉価版に相当するのだが、本製品はオリジナルの「Pixel 5」と同じCPUを採用している。メモリは若干減らされているものの、画面サイズは6.34型と、かつてのPixel 4 XLシリーズと遜色がない広さを実現しており、オリジナルと大差ない使い勝手とパフォーマンスを実現している。
それでいて重量は約183gと、Pixel 6が200gを超えているのに比べるとかなり軽量だ。カメラの連写を行っていると次にシャッターを切るまでに若干待たされることもあるが、それ以外ではパワー面で不足を感じることもほぼ皆無である。Pixel 6であまり評判が芳しくない画面内の指紋認証ではなく、Pixelシリーズ伝統の背面指紋センサーを搭載しており、ロック解除がスムーズに行えるのも、コロナ禍の現在にはフィットしていると言っていいだろう。
ちなみにこの製品、Pixel 6の発売後、一旦下がった中古の買取価格が、再び上昇するという珍しい現象が発生していた。Pixel 3など150gを切るモデルが姿を消し、フラッグシップモデルにあたるPixel 6が200gを超えた現在、軽くて扱いやすく、価格も手頃なことが評価されたのだろう。やや恐竜的な進化を遂げたPixel 6シリーズも悪くはないが、本製品の路線をそのまま進化させた製品も、次のPixelシリーズで見てみたいものだ。
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