“不要不急”感がじわじわ高まるアキバの街:古田雄介の週末アキバ速報(2/2 ページ)
1月28日金曜日の夕方、秋葉原電気街を歩いた。先週と比べて往来に大きな変化は見られないように思えたが、PCパーツショップの多くは「先週より確実に減った」と口をそろえる。
今週も第12世代Core向けマザーが続々登場 安いMini-ITXは不足がち
今週も、Intel 600シリーズのチップセットを備える第12世代Coreプロセッサ向けのマザーボードが複数のメーカーから登場している。
Z690を搭載するマザーボードでは、ASUS JAPANの「ProArt Z690-CREATOR WIHI」(実売6万2000円弱)やMSIの「MPG Z690 EDGE WIFI」(実売4万5000円前後)などが登場した。その下位に当たるH670を搭載するマザーボードでは、ASRockの「H670 Steel Legend」(実売2万7000円前後)などがラインアップに加わり、他にもB660を搭載するMSIの「PRO B660M-A DDR4」(実売1万9000円前後)、H610を搭載するギガバイトの「H610M S2H DDR4」(実売1万3000円弱)といった低価格帯の選択肢も充実した。
TSUKUMO eX.は「各社共に、旧正月を前に未発売のラインアップをできるだけ出しておきたいと思ったのかもしれませんね。エントリーからハイエンドまであらかた選べる状況です」と話す。
Intel 600シリーズを搭載するマザーボードの中で、唯一登場が滞っているとされるのが、低中価格帯のMini-ITXマザーボードだ。今週もギガバイトから「B660I AORUS PRO DDR4」(実売2万9000円前後)が、BIOSTARから「B660GNT」(実売1万9000円前後)が登場したものの、発表されながらも発売に至っていないモデルが複数残る。
パソコンSHOPアークは「(Mini-ITXマザーボードが出てこないのは)いろいろな事情が絡んでいるんだと思います。割安なMini-ITXマザーボードを待っている人は多いようで、B660GNTは開店してすぐに売り切れました」という。
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