“不要不急”感がじわじわ高まるアキバの街:古田雄介の週末アキバ速報(1/2 ページ)
1月28日金曜日の夕方、秋葉原電気街を歩いた。先週と比べて往来に大きな変化は見られないように思えたが、PCパーツショップの多くは「先週より確実に減った」と口をそろえる。
1月28日金曜日の夕方、秋葉原電気街を歩いた。先週と比べて往来に大きな変化は見られないように思えたが、PCパーツショップの多くは「先週より確実に減った」と口をそろえる。
「デルタのときほどじゃないですけど、雰囲気は変わりました」
1月28日の夕方、それなりに人通りのある秋葉原を歩く。先週の同時期と同じか少し多いくらいの印象を受けたが、PCパーツショップの店内に足を踏み入れる人は、明確に減っている様子が伺える。
パソコンSHOPアークは「先週の土日も減ってはいるもののそこまで顕著ではない印象でした。それが平日に入ってガクンと落ちましたね。今日(28日)は比較的回復していますが、それでも先週の金曜日と比べると少ないですよ」という。
来店しても、要件を手短に済ます傾向も高まっているようだ。パソコン工房 秋葉原BUYMORE店は「『Sandy Bridge(第2世代Coreプロセッサ)からの乗り換えで、CPUとマザー、メモリを8万〜9万円で』など、はっきり目的を持って来店して、目的のパーツを買っていかれるケースが増えました」と語る。
自主的に不要不急の外出を避ける人が増えたのが主な要因のようだが、「職場がリモートに戻ったり、学級閉鎖の対応に追われたりで、外出機会が減った人も増えているのではと思います」(某ショップ)とのコメントも聞いた。
ただ、それでもまだデルタ型がまん延した2021年夏頃ほど大きな変化には至っていないというのが、複数店に聞いて回った感触だ。別のショップは「皆ニュースを見ていろいろ判断していますからね。デルタのときほどじゃないですけど、やっぱり雰囲気は変わりました。パニックみたいなものはとんと起きていないですし。それぞれの人が冷静に判断しているんだと思います」という。
関連記事
- まん防適用初日のアキバは嵐の前の静けさ?
まん延防止等重点措置の適用を受けた初日の秋葉原に、大きな変化は見られなかった。ただ、これからの変化を落ち着いて見定める静かな緊張感は漂っていた。 - 在庫が全般的に薄氷化するPCパーツ市場
DDR5メモリが買いやすくなり、グラフィックスカードの棚にも目立つ空きはない。けれども、「潤沢」という言葉を店頭であまり聞かなくなって久しい。 - PC一式買いが多かった年末年始の自作街! 迫るオミクロンの影
初雪が残る秋葉原を歩き、2022年のPCパーツショップに年末年始の傾向とコロナ禍の影響についてショップに尋ねた。 - Intelがハイエンドデスクトップ向け「第12世代Coreプロセッサ(Alder Lake)」を発表 11月4日から順次出荷開始
Intelが「Alder Lake」という開発コード名のもと開発を進めてきた新型CPUの製品版が、いよいよ登場する。第1弾はアンロック(オーバークロック)対応のハイエンドデスクトップPC向け製品で、一般的なデスクトップPCやノートPC向けの製品は2022年前半に発表される予定だ。 - 「第12世代Coreプロセッサ(Alder Lake)」にモバイル向け製品登場 デスクトップ向け追加ラインアップも
Intelの第12世代Coreプロセッサに、モバイル向け製品が登場する。ハイエンド向けの「Hプロセッサ」、省電力重視の「Uプロセッサ」の中間として「Pプロセッサ」が新設されたことが特徴だ。その他、アンロック非対応のデスクトップ向け製品も順次発売される。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.