VGA表示も対応! 据え置きスタンドも付属した15.6型モバイルディスプレイ「LCD15HCR-IPS」を試す:モバイルディスプレイの道(3/3 ページ)
モバイルディスプレイにおいて、スタンダードなサイズの15.6型モデルはラインアップが豊富でどれを選ぶのか悩ましい。アイティプロテックの新モデルは、どのような特徴があるのだろうか。実機を試してみた。
むしろ設置スペースは少なくて済む据え置きスタンド
この据え置きスタンドだが、かなりの設置スペースを取るように感じるかもしれない。しかし、もともと相当な奥行きを必要とするカバー兼一体型スタンドに比べ、むしろこの据え置きスタンドの方が奥行きは取らない。狭いスペースに設置するには便利だろう。
ただし角度の調節は、付属の六角レンチだけでは難しく、スパナなどを用意する必要があるなど、やや面倒だ。緩めずに力任せに角度を変えようとすると、下手をすると本体を破損しかねないため気をつけよう。
このVESAマウントを用いれば、他のディスプレイアームなどに取り付けることも可能だ。VESAマウントのサイズは一般的な100mmではなく75mmなので、互換性については注意しよう。
どちらかというと据え置き利用で生きる製品?
以上のように、VGA接続に対応する他、デスクトップ用スタンドが付属するなど、付加価値の多い製品だ。一方でやや重量があり、VESA互換のアームにも取り付けられることを考えると、どちらかというと据え置き利用の方が、本製品らしさを生かせそうだ。
実売価格は税込み2万9800円ということで、15.6型のモバイルディスプレイとしては平均的だが、前述のデスクトップ用スタンドが付属することを考えると、トータルでは割安な部類に入る。どこに価値を見いだすかで、価格への評価も変わってくるだろう。
なお、本製品には13.3型の姉妹モデル「LCD13HCR-IPS」が存在する。こちらも本製品の特徴はほぼそのままに、モバイルPCと合わせて使うのに適した13.3型を採用している。実売価格は本製品よりも5千円程度安いので、どうしても15.6型にこだわるのでなければ、こちらも視野に入れてみるとよいかもしれない。
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