連載

壁掛けで使うスマートディスプレイ「Echo Show 15」をセットアップして分かったこと山口真弘のスマートスピーカー暮らし(2/4 ページ)

スマートスピーカーやその関連デバイスについて、試行錯誤を繰り返しつつ、機能をバリバリ使えるようになる(予定)までの過程を、時系列でお届けする本連載。今回はついに国内にも登場した壁掛けスマートディスプレイ「Echo Show 15」と、周辺デバイスをセットアップした。

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壁掛けには二通りの取り付け方法を用意

 本製品の壁面への取り付け方は2通りある。1つは標準添付の壁掛け用マウントを使う方法だ。ただし、これは木ネジを使って壁に穴を開けることになるので、賃貸住宅などでは使いづらい。壁に跡が残っても構わない場合に限られる。

 これらが使えない場合のためのオプションが、「壁掛け美人」なる取り付けキットだ。これはステープラーを使って壁面に金具を固定し、それに引っ掛ける仕組みだ。一見ひ弱そうだが、32本ものステープラーを使うのでかなり強固で、かつ木ネジと違って跡もほぼ残らない。


本体には、電源アダプターやスタートアップガイドに加え、壁掛け用マウントと木ネジ類一式、さらに取り付け用のテンプレートが付属する

標準添付の壁掛け用マウント。これを木ネジで壁面に取り付け、Echo Show 15を引っ掛ける仕組みだ。大きな穴が開いてしまうので、賃貸住宅での利用ははばかられる

賃貸住宅などでは石膏ボード用の専用固定金具「壁美人」(別売、WSKB-ES15)を用いるとよい。価格は3480円だ

金具とステープラーの針、プラ製のフィルムが付属している

フィルムとステープラーの針。ステープラーの針は一般的な10号のサイズで、文具として販売されている一般的なステープラーにセットして使用できる

まずは壁面に金具をあてがい、付属のフィルムの凹凸を合わせて窓にはめ込む

針をステープラーにセットする

フィルムの上から窓にステープラーの針を打ち込んで固定しよう

1つの窓の上下に2つ×16カ所、計32本のステープラーを打ち込むことでがっちりと固定できる

垂直にではなく、30度ほどの角度をつけて打ち込むように指示されている

固定が完了したらEcho Show 15を引っかけて固定する

背面のスリットに合わせてまず上を、続いて下を引っ掛ける

固定完了。横向きはもちろん縦向きでセットすることも可能だ

上から見たところ。薄型に見えるが、実はかなりの厚みがある

「壁美人」の撤去後の状態。赤枠の中にステープラーの跡があるが、ほとんど目立たない

左が木ネジを使う標準添付の金具、右が壁美人。Echo Show 15本体を引っ掛ける四隅の爪部分は同じ規格だ

 ただし、どちらの場合もコンクリートの壁などには固定が行えないので、賃貸住宅が多い日本の住宅事情にはいまいちフィットしていない。こうした場合は、別売の専用スタンドを使う方法がある。これを使うと本製品を外付けディスプレイのように自立させられるので、デスクの上に置く場合には適している。

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