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GoogleがChrome バージョン102をリリース 「Critical」を含む32件の脆弱性に対応
米Googleが、デスクトップ向けChromeのバージョン102を安定(Stable)チャネルで公開した。
米Googleは5月24日(現地時間)、デスクトップ向けChromeのバージョン102を安定(Stable)チャネルで公開した。Windows版のバージョンは102.0.5005.61/62/63、MacとLinux向けはバージョン102.0.5005.61となっている。
セキュリティの修正も多数
バージョン102では、32件のセキュリティ修正が行われているが、その内の1件は4段階の深刻度でもっとも高い「クリティカル(Critical)」となっている。内容としてはChromeがデータを保持するIndexed DBにおいて、開放したメモリに再びアクセスする「Use After Free」と呼ばれる脆弱(ぜいじゃく)性「CVE-2022-1853」に関するものだ。この他、深刻度が「高い(High)」の脆弱性も8件修正されている。
また、バージョン102では、「Progressive Web Apps」(PWA)のタイトルバーを開発者側がOSアプリのように見せかけることができる「ウィンドウ コントロール オーバーレイ」など、開発者向けのいくつかの機能が追加されている。
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