ロジクールの「LIFT M800」で疲れ知らずの環境をゲット:健康第一!(1/4 ページ)
ロジクールの縦型マウス「LIFT M800」は、従来の「MX Vertical」から小型軽量化を果たした注目の1台だ。新たな改良点はもちろん、縦型のメリットや注意点などをチェックした。
ロジクールの新型マウス「LIFT M800」は、同社のERGOシリーズ2製品目のマウスとなる。従来モデルの「MX Virtical」で取り入れた人間工学に基づいたデザインを踏襲しつつ、手の小さい女性向けに小型化された縦型マウスだ。エルゴノミクスデザインの製品はユニークな外観と一度使ったら離れられない使いやすさが特徴だが、LIFT M800の使い心地は果たしてどうだろうか。
マウスの長時間利用で手のけんしょう炎も
VDT作業という言葉がある。これはVisual Display Terminals(画面表示機器とキーボードやマウスなどの入力機器による情報端末)を使用する作業のことだが、デスクワークのほとんどがコンピュータ作業と言っても過言ではない現在では、ことさらに利用されることも少なくなった。大抵、それによる健康影響をセットにした文脈で使われることが多く、視機能に関する症状(眼疲労、ドライアイなど)、筋骨格系に関する症状(肩こり、腰痛、けんしょう炎)、精神/心理的な症状(疲労感、いらいら)などの原因となる。
特にけんしょう炎には長時間のマウス使用によって手に負担がかかって起こる「マウスけんしょう炎」という言葉もあり、その原因として手首が反った状態を長く続けてしまうことなどが挙げられている。人間が自然な姿勢で立ったとき、手のひらは体の内側を向く。そこからマウスを持つためには手首を外側にひねらなければならない。鉛筆やペンなどに比べると、手首の負担がかなり大きいことが分かる。
そこで、手首への負担を軽減すべく、人間工学の観点からデザインされたマウスがロジクールMX Virticalだ。2018年9月に発売されたMX Virticalは縦型のマウスで、手首をひねることなく自然なポジションで操作を行うことができる。
ただし、海外で設計されたMX Virticalは少し持て余しそうなほどサイズが大きい。手のけんしょう炎は女性がなりやすいという報告もあるだけに、手の小さな人が扱いやすい小型マウスの登場が期待されていた。
そしてMX Virticalの登場から待つこと約4年。ついに最新エルゴノミクスデザインマウスのLIFT M800が登場した。
次のページから、両モデルの違いを細かくチェックしていこう。
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