画面が大きくなった折りたたみPC「ThinkPad X1 Fold」が10月中旬に日本上陸 54万2300円から:ディスプレイはSDTC製
レノボ・ジャパンが、先にグローバル発表された「ThinkPad X1 Fold」の日本投入を発表した。直販サイトにおける値引き前の最小構成価格は54万2300円となっている。
レノボ・ジャパンは10月中旬、二つ折り機構を備える2in1ノートPC「ThinkPad X1 Fold」を発売する。同社の直販サイトにおける税込みの最小構成価格は54万2300円となる。
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ThinkPad X1 Foldの概要
ThinkPad X1 Foldは、ディスプレイを折りたためる「ThinkPad X1 Fold」の新モデルだ。「もっと大きな画面で使いたい」というユーザーからのフィードバックを受けて、今回のモデルでは2560×2024ピクセル(アスペクト比4:3)の16.3型有機ELディスプレイを搭載した。先代はLG Electronics製のパネルを採用していたが、本モデルではシャープディスプレイテクノロジー(SDTC)製のパネルを採用している。
CPUは第12世代CoreプロセッサのUシリーズ(BGA Type4 HDIパッケージ)で、Core i5-1230U、Core i5-1240U(vPro対応)、Core i7-1250U、Core i7-1260U(vPro対応)から選択できる。メインメモリはLPDDR5規格で最大32GBまで搭載可能だ(増設/換装不可)。ストレージは256GB~1TB SSDを内蔵する。OSはWindows 11 HomeまたはWindows 11 Proをプリインストールしている。
カメラはMIPI(Mobile Industry Processor Interface)接続の約500万画センサーで、顔認証にも対応する。オプションでコンピュータビジョンも追加可能だ。
キックスタンド付きフルサイズキーボード(Bluetooth接続)は指紋センサー付きで、カスタマイズ(CTO)モデルの場合は「なし」「日本語配列を付属」「米国英語(US)配列を付属」のいずれかを選択できる。このキーボードにはも搭載されている。なお、このキーボードを単品販売するかどうかは「現在検討中」だという。
キックスタンド付きフルサイズキーボードは、先代と同様に磁力で本体にくっつけて利用することも可能だ。この場合、上半分の画面を使って12型(2024×1280ピクセル)相当で使える。なお、写真は日本語配列のキーボードだが、CTOモデルではUS配列のキーボードも選べる
ポート類は、Thunderbolt 4(USB4)端子×2とUSB 3.2 Gen 2 Type-C端子を備える。いずれもUSB PD(Power Delivery)による電源入力とDisplayPort Alternate Modeによる映像出力に対応する。5Gモデムを搭載する構成では、nanoSIMカードスロットも搭載している。
ワイヤレス通信は、Wi-Fi 6E(6GHz帯は利用可能な国/地域を限定)とBluetooth 5.2に対応する。オプションで5Gモデムを搭載した場合は、Sub-6(6GHz帯以下)の5G NR規格とLTE規格でのモバイル通信も行える。
通常のThinkPadとは異なりCRU(ユーザーが交換可能な部品)の設定はないが、メンテナンススタッフの利便性を考慮してSSD、Wi-Fi/Bluetoothモジュール、5Gモジュール(対応構成のみ)とバッテリーの交換はしやすい構造となっている。なお、写真左側にある小さなバッテリー(16Wh)は、CTOモデルでは有無を選択できる
ボディーサイズは、折りたたんだ場合が約176.4(幅)×276.2(高さ)×17.4(厚さ)mm、画面を開いた場合が約276.1(幅)×345.7(高さ)8.6(厚さ)mmで、最軽量構成の重量は約1.28kg(スタンドとキーボード込みで1.9kg)となる。
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