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潤沢なGeForce RTX 4080の横でRTX 4090の枯渇傾向が進む:古田雄介の週末アキバ速報(1/2 ページ)
GeForce RTX 4090搭載グラフィックスカードの在庫が、先週に増して枯渇気味となっている。RTX 4080搭載カードの在庫は潤沢だが、価格の変動は今のところ見られない。そして、最新のNASに見る世相の動きもお伝えしよう。
PCパーツショップのハイエンドグラフィックスカード売り場は、今週末も「GeForce RTX 4080ばかり」となる可能性が高い。金曜日の時点でGeForce RTX 4090搭載カードの在庫を切らしている店舗が多く、「RTX 4090カードの人気は衰えないどころか勢いが増している感もあります」(TSUKUMO eX.)といった声も聞かれた。
「週に2~3本入荷して、すぐ売り切れる感じです」
在庫を残していたパソコン工房 秋葉原BUYMORE店も「週に2~3本は入ってきて、すぐに売り切れるというパターンが続いていますね。GPU単位で在庫が残っていても型番指定で探している人も多く、需要が満たせるのはもうちょっと先になりそうです」という。
一方のRTX 4080搭載カードの価格は、先週からほぼ変化がない。注目度はまずまず高いが、購入には至らないという空気感も同様だ。あるショップは「あと2万円ですね。全体の平均であと2万円下がれば、RTX 4090カードとのすみ分けがはっきりして動き出すと思います。最安クラスが20万円前後になる時期までは、我々も辛抱だなと覚悟しています」と話していた。
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続いては、最新のNASに見られた世相の動きをお伝えしたい。
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