モップの乾燥も自動で手間いらず! Roborockが新型ロボット掃除機を発売 超強力なスティック型水拭き掃除機も上陸(1/2 ページ)
RoborockとSB C&Sが、新型のロボット掃除機とスティック型水拭き掃除機を発売する。ロボット掃除機はドッグの機能を拡充することでメンテナンスの手間を減らしつつ、本体の障害物検知機能を強化。日本初上陸となるスティック型水拭き掃除機は、吸引力と洗剤によるよりキレイな清掃を実現している。
中国Beijing Roborock Technology(Roborock)とSB C&Sは7月14日、新型のロボット掃除機「Roborock S8 Pro Ultra」と、スティック型水拭き掃除機「Roborock Dyad Pro」を発売する。税込みの参考価格は、S8 Pro Ultraが22万9000円、Dyad Proが6万2800円となる。
SB C&SとRoborockは2019年からパートナーシップを結び、Roborock製品を日本市場で販売している。SB C&Sは単なる「国内販売元」ではなく、国内で必要な認証の取得、取扱説明書などのローカライズやユーザーサポートなども手掛けている
S8 Pro Ultraの概要
S8 Pro Ultraは、Roborockのドッグ付きロボット掃除機としては最上位モデルで、ロボット掃除機としては強力な最大6000Paの吸引力を備えている。従来は手動で行う必要があった水拭きモップの乾燥を自動で行う機能を備えたので、ドックにおける水の補給とゴミ/汚水の回収以外は基本的に“お任せ”で運用できるようになったのが特徴だ。
ラバー製のメインローラー(ブラシ)は2基構成で、カーペットにおける毛の除去率は1基構成の「S7 MaxV Ultra」比で30%改善しているという。一通りコース清掃を終えた後に再度カーペットの掃除をし直す「カーペット念入りモード」も用意されている。
水拭き機能についても、モップ近辺の振動部を2カ所に増やすことで水拭き能力を向上している。振動回数は最大毎分3000回で、荷重は約600gだ。本機では、あえて毎秒20cmという低速で巡航して丁寧な水拭きを行う「超強力モード」も新たに搭載している。
本機では、水拭きのみを行う場合やドッグへの回送運転を行う際に、メインローラーを“引っ込める”機能も備えている。これにより、水拭きした箇所にメインブラシが接触することによって生じる汚れを回避できる。カーペットの水ぬれを防ぐモップ部分のリフトアップ機構も引き続き備えている。
障害物の検知機構は、従来の上位モデルにも搭載されている「3Dストラクチャードライト」と「カメラ」に加えて、本機では赤外線イメージングシステムも搭載している。赤外線を使って検知するようになったので、暗い室内でも障害物を認識/回避しつつ掃除を進められるという。AI(人工知能)による障害物の自動検知は11種類(※1)となり、掃除の対象外とする「進入禁止エリア」を自動的に提案する機能も備えている(スマホアプリによる手動設定も可能)。
カメラなどで検知した撮影データは保存されずにすぐ消去されるため、プライバシーの保護もバッチリだ。
(※1)履き物(スリッパなど)、コード、電源タップ、布類、ペットの排せつ物、扇風機などの台座、体重計、ちりとり、紙くず、ペット、挟まりやすい家具(幅5cm×高さ3cm以上の物体を検知した上で、回避判定を実施)
進入禁止機能の自動提案の他、本機では以下の新機能も利用可能だ。
- お急ぎ掃除モード:部屋の外周の掃除を省くことで掃除時間を約30%短縮
- 床材に合わせた走行設定:走行エリアの床材を設定しておくと、それに見合ったパターンで走行してくれる
本体のダストボックスは300ml、水タンクは350mlという容量となっている。本体とドッグの寸法と重量は以下の通りだ。
- 本体:約35.3(直径)×9.65(高さ)cm/約4.5kg
- ドッグ:約42.6(幅)×51.4(奥行き)×45(高さ)cm/約10.1kg
関連記事
「+Style」が自らスマート家電を手掛けるワケ 認知向上の秘策とは?
BBソフトサービスは、ECサービスとスマート家電の企画/販売事業を「+Style(プラススタイル)」ブランドのもとで行っている。スマート家電の普及を狙って「+Style・スマート家電の日」なる記念日も登録している。スマート家電普及に向けた取り組みについて、担当の近藤正充取締役に話を聞いた。Dreame、ハイエンド仕様のロボット掃除機「DreameBot L10s Ultra」など6製品を投入
Dreame Technology Japanは、ハイエンド仕様のロボット掃除機「DreameBot L10s Ultra」など計6製品の国内投入を発表した。TP-Linkの「Tapo」からロボット掃除機登場 2万9800円から
TP-Linkのスマートデバイスブランド「Tapo」から、初めてのロボット掃除機が登場する。Amazon Alexaでのボイスコントロールに対応しており、計6機種を取りそろえる。メンテ作業不要のロボット掃除機で在宅ワークが快適に! エコバックス「DEEBOT X1」シリーズが狙うもの
エコバックスジャパンが、10万円台半ばから20万円前後の高機能ロボット掃除機の「DEEBOT X1」シリーズを発表した。日本市場はまだまだロボット掃除機の伸び代があるという、同社の狙いを聞いた。iRobotのロボット掃除機サブスクサービス「ロボットスマートプラン+」がリニューアル
アイロボットジャパンは、同社が提供するサブスクリプションサービス「ロボットスマートプラン+」のアップデートを発表した。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.