レビュー

Seagateのスター・ウォーズSSDでライトセーバーを付け替えよう!――「Lightsaber Collection Special Edition」を試して分かったこと(2/2 ページ)

日本シーゲイトのスペシャル・エディションに、スター・ウォーズのライトセーバーを模した内蔵SSD「Lightsaber Collection Special Edition」が登場した。その出来栄えを確認してみよう。

前のページへ |       
※本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

FireCudaシリーズらしい高速なスコアを記録

 ベンチマークテストには、CrystalDiskMark 8.0.4(デフォルト/NVMeパターン)、PCMark 10 Full System Drive Benchmark、3DMark Storage Benchmarkを利用した。

 テスト環境は下記の通りだ。

テスト環境
CPU Intel Core i5-13600K(Pコア6基12スレッド/Eコア8基8スレッド)
マザーボード ASRock Z790 Steel Legend WiFi
システムストレージ Logitec LMD-PS5M(2TB/PCIe 4.0 x4対応)
メインメモリ Crucial DDR5-4800(CT16G48C40U5/16GB×2)
グラフィックスカード NVIDIA GeForce RTX 4070
OS Windows 11 Pro(22H2)

「CrystalDiskInfo 9.1.1」の画面

 テスト結果は下記の通りで、CrystalDiskMarkでは公称値に一歩およばなかったが、高速なPCI Express 4.0対応SSDらしいスコアを記録した。体感速読に影響があるランダムリード(Q1/T1)も毎秒88.22MBと高速だ。

advertisement

 PCMark 10や3DMarkのストレージテストでは、スコアがともに3000を超えており、ビジネスシーンだけでなくゲーム用途でも十分なパフォーマンスを得ることができる。


CrystalDiskMark 8.0.4(デフォルト)のテスト結果

CrystalDiskMark 8.0.4(NVMe)のテスト結果

PCMark 10 Full System Drive Benchmarkのテスト結果

3DMark Storage Benchmarkのテスト結果

PlayStation 5でも使える?

 ものは試しということで、PlayStation 5にも本製品を取り付けてみよう。

 あらかじめ断っておくと、本製品はPS5を公式にサポートしておらず、動作保証もされていない。詳細はこちらに詳しいが、PS5の増設ドライブとして利用するには、利用するSSDの高さが11.25mm以下である必要がある。しかし、本製品はヒートシンクを含めた高さが約21mm(柄の出っ張りを含む)と盛大にオーバーしているからだ。


側面のカバーと拡張スロットカバーを外して、PlayStation 5に取り付けたところ

その状態で側面から見たところ。盛大に出っ張っているのが分かる

 ただ、PS5のコネクターに本製品をネジ止めして、拡張スロットカバーを利用せずに側面のカバーを取り付けることは可能だ。この状態でPS5を起動したところ、無事に動作して増設ドライブとして利用できた。


まずはフォーマットの画面が表示される

読み出し性能のテスト結果は、毎秒6539MBと十分な速度だ

無事1TBのSSDとして利用可能になった

 肝心のフェイスプレートが隠れてしまうため、本製品の持ち味はだいぶスポイルされてしまう格好だが、SSDとしては十分に高速であり、PCだけでなくPS5で活用することもできそうだ(繰り返しになるが、動作保証はされていない)。

 自作PCではホワイトカラーの人気がすっかり定着し、サイドカバーだけでなく前面までガラスにして内部を“魅せるケース”の選択肢も増えている。SSDとしての性能だけでなく、スター・ウォーズ好きをアピールできる本製品は、そんな流れにもピッタリのモデルと言えそうだ。

 ライトセーバーのカラーとPC回りのライティングを同期させたり、あえて非同期にしたりして、ぜひ自分ならではの1台に仕上げてほしい。

前のページへ |       

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.