重量約1.5kgオーバー! DeepCoolの空冷ハイエンドCPUクーラーに4年振りの新モデル登場:古田雄介の「アキバPickUP!」(1/4 ページ)
DeepCoolから、空冷クーラーの最上位機となる「ASSASSIN IV」が売り出された。また、Corsairは新システム「iCUE LINK」対応のファンや簡易水冷キットなどを大量に投入している。
先週は、冷却系の新製品が数多く登場している。中でもDeepCoolの「ASSASSIN IV」は、取り扱うショップ全てで一目置かれていた感がある。同社の空冷CPUクーラーの最上位モデルで、価格は1万6000円強だ(税込み、以下同様)。
マザーボード側との干渉が起きにくくなった新型――ASSASSIN IV
ASSASSIN IVは約6mm径のヒートパイプを7本使ったサイドフロー構造を採用している。ツインタワーフィンの中央に140mmファン、後方に120mmファンを組み込んでおり、フィンとともに側面フレームに収納するデザインだ。
そのフレームにモード切り替えのスイッチがあり、両ファンが500~1700rpm(±10%)で動作する冷却性重視の「Performance Mode」と、1350rpm(±10%)までに抑えた静音性重視の「Quiet Mode」モードを選択できる。
2019年12月に登場した「ASSASSIN III」からフィンの位置を上げるなどして、メモリスロットやマザーボードの周囲パーツとの物理干渉が起きにくくなっているのも特徴だ。全高は約164mmで、重量は約1.575kgとなる。対応CPUはTDP 280WまでのLGA 1700/1200/115x/2066/2011系、Socket AM5/4だ。
各ショップの評判は、概ね高い。ドスパラ秋葉原本店は「Noctuaの最上位空冷のライバルとなりそうですね。ASSASSIN IIIも人気が高かったですし、期待しています」と話していた。TSUKUMO eX.も「レビューがもっと上がるのを待っている人が多いですね。ただ、発売前のいろいろなレビューを見る限りは相当な実力があると思います。空冷ハイエンドの定番になるポテンシャルは確実にありますね」という。
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