これは「ひもつき君」の系譜――メカニカルキータイプの電源延長スイッチが登場:古田雄介のアキバPick UP!(1/4 ページ)
PCの電源スイッチを延長するアイテムがアイネックスから登場し、一部で話題になっている。また、ASUS JAPANからは家庭用コンセントから極限の電力を供給できる電源ユニットなどが登場した。
先週、アイネックスから複数のアクセサリーアイテムが登場した。
M.2カードを1台に収納するケース「HDB-03BK」(550円前後)や、M.2ヒートシンクやパーツが固定できる耐熱テープ「HT-15」(600円弱)、面ファスナー「KC-015」(400円弱)、ヘラと注射器が一体化した熱伝導グリス「FUZEIce Plus」(2300円弱)など、多数の製品が売り場に並んだ。
その中で、一際目立っていたのが電源スイッチ優先リモコンの「DTE-03」だ。価格は1600円弱となる(いずれも税込み、以下同様)。
電源スイッチを青軸に変える! アイネックスの「DTE-03」登場
マザーボードの電源スイッチコネクターにつなげるアイテムで、ケーブル長は約2mある。スイッチ部はメカニカルキーの青軸を使っており、内蔵するLEDで発光する。電源スイッチの分岐コネクターも付属しているので、マシン側の電源スイッチをつぶさずに、第2の電源スイッチを机回りに配置することも可能だ。
入荷したパソコンSHOPアークは「この手の製品は昔から結構需要があるんですよね。モニターの下や机の奥など、手の届きやすい場所にセットできるのが便利です。メカニカルキーのデザインも面白いですね」と評価していた。
同種の製品としては、2004年5月にセリングから売り出された「ひもつき君 E-PC-S1」のヒットが思い出される。直後に分岐コネクターを付属した白モデル「E-PC-S2」を投入し、ともに2000円前後で売られていた。
その後、2015年10月には、2.4GHzデジタル無線で電源操作ができる無線リモコン「SST-ES01-PCIe」がSilverStoneから4000円前後で登場し、やはり評判になっている。
ある店員さんは「ディスプレイを意識してPCを配置すると、電源スイッチがちょっと入れにくい場所になることもありますし、そこを補うために実際に使っている人もけっこう多いんじゃないかと思います。突然、家族が部屋に入ってきても対処しやすいですしね」と笑顔で語っていた。
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