Microsoftがサードパーティー製プリンタドライバのサービス提供を段階的に終了/「Unity」エンジンのプラン設定と価格が変更:週末の「気になるニュース」一気読み!(1/3 ページ)
うっかり見逃していたけれど、ちょっと気になる――そんなニュースを週末に“一気読み”する連載。今回は、9月10日週を中心に公開された主なニュースを一気にチェックしましょう!
うっかり見逃していたけれど、ちょっと気になる――そんなニュースを週末に“一気読み”する連載。今回は、9月10日週を中心に公開された主なニュースを一気にチェックしましょう!
Microsoftが9月度の月例セキュリティ更新プログラムをリリース
米Microsoftは9月12日(現地時間)、現在サポートされているWindows 11およびWindows 10の全バージョンに対し、9月度のセキュリティ更新プログラムをリリースした。
Windows 11 22H2向けは「KB5030219」、Windows 11 21H2向けは「KB5030217」、Windows 10 22H2/21H2向けは「KB5030211」、Windows 10 1809向けは「KB5030214」となる。
この更新プログラムでは、CVE番号ベースで59件の脆弱(ぜいじゃく)性に対応している。このうち、深刻度が「Critical(緊急)」と評価されているのは以下の5件だ。
- CVE-2023-38148:インターネット接続の共有(ICS)のリモートでコードが実行される脆弱性
- CVE-2023-36793:Visual Studio のリモートでコードが実行される脆弱性
- CVE-2023-36792:Visual Studio のリモートでコードが実行される脆弱性
- CVE-2023-29332:Microsoft Azure Kubernetes サービスの特権の昇格の脆弱性
- CVE-2023-36796:Visual Studio のリモートでコードが実行される脆弱性
また、以下の2件は悪用の事実が確認されている。いずれも深刻度は「Important(重要)」ではあるが、早めに対処した方がいいだろう。
- CVE-2023-36761:Microsoft Wordの情報漏えいの脆弱性
- CVE-2023-36802:Microsoft Stream Servicesサービスのプロキシの特権の昇格の脆弱性
この他、Windows 11 22H2向けには8月22日に配信されているプレビュー更新プログラム「KB5029351」と、関連する修正も含まれている。主な内容としては下記の通りだ。
- 固定キーメニューから空白のメニュー項目を削除
- 認証に影響する問題に対処。 スマートカードを使用してコンピュータをActive Directoryドメインに参加または再参加できない場合があった
なお、Windows 11 21H2向けには、今回が最後のオプションリリースとなり、2023年10月のセキュリティ更新プログラムがWindows 11 21H2の一部のエディションに対する最後のセキュリティリリースとなる。早めにWindows 11 22H2へのアップデートを検討して欲しい。
Microsoftがサードパーティー製プリンタドライバの提供を終了
米Microsoftは9月7日(現地時間)、サードパーティー製プリンタのドライバをWindows Update経由で提供することを段階的に終了すると発表した。21H2以降、Windowsには「IPP」「Moprina」に準拠したドライバをOSに含めており、デバイスメーカー独自のインストーラーやドライバ、ユーティリティーを提供する必要がないというのがその理由だ。プリンタの動作をカスタマイズするサポートアプリは、Print Support Apps(PSA)としてMicrosoft Storeから配布される。
提供終了までのタイムラインは、下記の通り。
- 2023年9月:Windows用レガシーサードパーティープリンタドライバのサービス終了計画を発表
- 2025年:新しいプリンタドライバをWindows Updateでは公開できなくなる。既存ドライバは引き続き更新可能
- 2026年:プリンタドライバの順位が、常にWindows IPPクラスドライバを優先するようになる
- 2027年:セキュリティ関連の修正を除き、サードパーティーのプリンタドライバは更新できなくなる
関連記事
CPUの型番はいつ決まる? どうやって決める? Intel最新CPUの作り方、みんなに見せちゃいます!
IntelのCPUの多くは、マレーシアにある工場で作られている。同国で開催された報道関係者向けのイベントにおいて、同社がCPUを作る過程を公開したので、ガッツリと紹介したいと思う。Seagateのスター・ウォーズSSDでライトセーバーを付け替えよう!――「Lightsaber Collection Special Edition」を試して分かったこと
日本シーゲイトのスペシャル・エディションに、スター・ウォーズのライトセーバーを模した内蔵SSD「Lightsaber Collection Special Edition」が登場した。その出来栄えを確認してみよう。約1kgで12.4型の2in1 PC「Let's note QR4」は高い完成度のモバイルPCだった
12.4型フリップ液晶ディスプレイ搭載のモバイル向け2in1 PC「Let's note QR4」の実力を試していく。旧来のLet's noteとは一線を画すモダンなデザインを採用しており、「Let's note SR4」の2in1 PC版ともいえる製品だ。「Wacom One 液晶ペンタブレット 13 touch」は実質Cintiq Proか!? プロイラストレーターが試す
ワコムのエントリー向け液晶ペンタブレットがガラリ生まれ変わりました。選択肢が増えた新型を、プロイラストレーターのrefeiaさんがチェックします!コロナ禍でも過去最高の売上を記録! 全米50州を1年掛けて行脚したアイコム 中岡社長が大切にするもの
新型コロナウイルスの5類感染症変更など、世の中の環境、経済状況や社会情勢が激変する昨今。続く円安や物価上昇の中で、IT企業はどのような手を打っていくのだろうか。大河原克行氏によるインタビュー連載の第7回はアイコムだ。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.