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実測わずか341gの軽量モバイルディスプレイ! ユニークの13.3型モデル「UQ-PM13FHDNT-GL」を試す(2/3 ページ)

多彩なモデルを用意するユニークのモバイルディスプレイに、13.3型の「UQ-PM13FHDNT-GL」が加わった。どのような特徴があるのか、じっくりと見ていこう。

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画質は良好で使い勝手がこなれたOSDメニューも搭載

 では実際に使ってみよう。デバイスとの接続に使うUSB Type-CおよびHDMIポートは左側面にまとめられている。USB Type-Cポートは2基あるが、特に機能に違いはない。

 ざっと使った限りでは、画面の発色は良好で、横方向から見た際の色の変化も少ない。何人かで画面をのぞき込むような使い方にも、十分に対応できるだろう。

 なお本製品はUSB Type-C×2ポートを使ってのパススルー充電にも対応している。本製品のリリースや製品ページには記載がなく、サポート外と見られるが、ポート数が限られている場合に、本製品経由でノートPCに電力を供給できるのは重宝する。

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 ちなみに100W電源に接続した場合はノートPC側では60W、同じく65W電源では50Wと認識され、45W電源では認識されなかった。そのため本製品でパススルー充電を行う場合は、65W以上の電源を用意した方がよさそうだ(自己責任となるので念のため)。


デバイスとの接続に使うポートは左側面にまとめられている。これはUSB Type-Cケーブルで接続した状態だ

レノボ・ジャパンの14型モバイルPC「ThinkPad X1 Carbon(2019)」と並べたところ。ベゼルがスリムなため、実際以上にサイズ差があるように見える

斜め方向から見たところ。視野角は十分に広く、色の変化もない

ノートPCの側面にぴったり付けて並べると、ケーブルのコネクターが干渉しがちだ

ノートPCの背面に並べて、対面でのプレゼンなどに利用できる。奥行きが短いので、フットプリントもそれほど必要としない

ベゼル幅は左右および上部ともに実測で約4mmとかなりスリムだ

製品ページには記載がないが、パススルー充電に対応する。本製品にUSB Power Delivery(PD)充電器をつなぐことで、本製品経由でノートPCに給電が行える

65W電源を接続した状態では、50Wと認識される

 OSDメニューは本体右側面にあるボタンで操作する。ジョグダイヤルと決定ボタンの2つで全ての操作を行う仕組みで、オーソドックスで扱いやすい。メインメニューを表示しない状態でジョグダイヤルを上に倒せば輝度を、下に倒せば音量を調節できるなど、ショートカットで直感的に操作できる。

 ちなみに、ボタンには長押しで電源をオン/オフする機能が割り当てられているが、知らなくても特に支障はなく、取扱説明書を読まなくとも問題なく使えてしまう。取説を傍に置いておかなくては操作方法が分からない製品も稀にあるので、こうした部分がこなれているのは、利用頻度がそれほど高くなく、いちいち固有の操作方法を覚えていられない場合でも安心だ。


右側面にはジョグダイヤル、その上に「戻る」の役割を果たす電源ボタンを備える

OSDメニュー。ジョグダイヤルによる操作性は良好だ

ジョグダイヤルを上に倒す操作には、輝度調整のショートカットが割り当てられている

ジョグダイヤルを下に倒すと、音量調節のショートカットを利用できる

 全体的に使い勝手にこなれた本製品だが、横向きでの設置を前提としており、縦向きでの設置が難しいことは気をつけたい。もちろん外部スタンドを使えばできなくはないが、背面に段差のある構造ゆえ、縦に置くとガタつきが生じやすいことに加え、ケーブルの出る左側面が上に来るよう立てると、右側面のOSDメニューのボタンが下敷きになり、操作できなくなってしまう。

 最近は縦置きを想定した製品も多く、この部分で本製品はややハンディがあると言っていい。据え置きでの利用が前提ならば、タブレットアームなどを用い、宙に浮かせることも考えた方がよいだろう。

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