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サントリーやBS朝日も出展した「SWSX Sydney」ってどんなイベント? “お祭り”の秘密に迫る(4/4 ページ)

米国の音楽フェスを発祥とする複合イベント「SXSW」のスピンオフイベントが、初めて海外で開催された。いろいろなイベントが雑多に混じり合うという特徴は維持しつつも、ある程度の秩序は保たれていたように思われる。その一端を見てみよう。

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完全な“ゲーミング”シフトのIntel ゲーム大会も併催

 SXSW Sydney 2023の展示会「Tech Innovation Expo」では、AWS(Amazon Web Services)、Dell Technologies、HP、Intel、Salesforceなど、IT関連でおなじみの企業がブースを出し、製品や技術などを分かりやすい形で展示していた。

 このうち、HPブースとIntelブースの様子は、別の記事で詳報しているので参照してほしい。


Intelブースの全景。今回はゲーミングに注力したようだ

Intelブースでは、ゲームが遊べる状態のPCが展示されていた

ブースには、DXRACER製の特注ゲーミングチェアが展示されていた。個人的に少し欲しいと思ったのだが、残念ながら非売品だという

 Intelはブース展示とは別に、ICC Sydney内の別会場においてゲーミングイベント「Intel Extreme Masters(IEM)」のシドニー大会(IEM Sydney 2023)を10月20日~22日(現地時間)の3日間に渡って開催した。これも、SXSW Sydney 2023のイベントの1つだ。

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 IEM Sydney 2023は、2024年1月~2月にポーランドのカトヴィツェで開催される予定の「IEM Katowice 2024」に向けた予選大会の1つと位置付けられている。予選大会はブラジルリオデジャネイロ、米国のダラス、ドイツのケルンに次ぐ4回目となる。

 ちなみに、本年度のIEMは「カウンターストライク(Counter-Strike)」の競技会となっているが、このIEM Sydney 2023から競技タイトルが新バージョンの「カウンターストライク 2(Counter-Strike 2)」に変更されている。

 残念ながら、筆者の取材日はIEM Sydney 2023の開幕前日(19日)で、その盛り上がはを体感できなかった。しかし、前日の段階でチケットは既に売り切れになるなど、人気の高さは伺えた。

 なお、SXSW Sydney 2023のIntelブースでは19日、有名eスポーツチームによる「サイン会」を行われていた。翌日から始まるIEM Sydney 2023に向けて、期待を盛り上げていた格好だ。


IEM Sydnet 2023は、SXSX Sydney 2023を構成するイベントの1つとして開催された……のだが、取材日の都合で様子を見ることはできなかった

大会前日の19日には、Intelブースでeスポーツチームによるサイン会が行われた

 その他、会場では「Monster Energy(モンスターエナジー)」がブースでドリンクの無料配布とゲーム体験会を行っていた他、バスケットボールのシュートの様子を動画で撮影して動画で分析するデモや、XRコンテンツの展示などが注目を集めていた。


AWS(Amazon Web Services)のブース

同社のブースには、バスケットボールのフリースローコーナーが設置されていた。なぜかというと……

フリースローの様子を動画で記録し、その場で分析し、アドバイスを行うというデモンストレーションが実施されていたからだ

Monster Energyのブース

同社のブースでは、エナジードリンクの無料配布の他、ゲーム体験もできた

日本のBS放送局である「BS朝日」は、VR空間で芸者遊びを体験できる「VR GEISHA GAMES」を展示していた(参考リンク)。インバウンド向けのコンテンツとして、国外の展示会などでアピールしていくという

Dell Technologiesは、スタートアップ支援の展示を行っていた

「XR Showcase」のコーナーでは、XR関連のコンテンツが一挙に展示されていた
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