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18.5型のビッグサイズでデスクトップ用スタンドも付属! VGA接続にも対応したアイティプロテックのモバイルディスプレイ「LCD18HCR-IPS」を試して分かったことモバイルディスプレイの道(4/5 ページ)

一般的にモバイルディスプレイは15.6型がスタンダードだが、アイティプロテックの「LCD18HCR-IPS」は18.5型とビックサイズのモデルだ。圧倒的な内容の付属品を含めて、気になる使い勝手をチェックした。

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デスクトップスタンド利用で縦置きでの利用にも対応

 さて本製品のもう1つの設置方法である、デスクトップスタンドを用いた設置について見ていこう。スタンドはスチール製の本格的なタイプで、本製品背面のVESAマウントにネジで取り付けて使用する。

 このスタンドは従来モデルに付属していたのと同じ、マウント部と台座部がそれぞれ可動するタイプで、ディスプレイをギリギリまで低く下げて使えるなど利便性は高い。安定性もかなりのものだ。

 その一方、高さを伸縮させるギミックがないため、ノートPCの背後に置いて画面を上下に並べるのにはやや無理がある。せめて後5cm背が高ければ、高さ伸縮のギミックがなくとも、15.6型までのノートとの組み合わせで画面を上下に並べられたはずで、やや悔やまれる。現行の仕様であれば、スタンドの下に何か厚みのあるものを敷き、高さを合わせるしかないだろう。

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スタンドに装着した状態。デスクトップ用のディスプレイに似た外観になる

背後から見たところ。マウント部と台座部の2カ所で角度を調整可能だ

なるべく垂直になるよう立てた状態。スタンドの昇降機能はない

ギリギリまで画面を下げた状態。この状態でも安定感はある

台座部は可動する。ネジをきつく締める場合は、スパナが必要になる

スタンド部も独立して可動する。こちらも緩い場合はスパナで締め直す必要がある

スタンドを用いてノートPCの上に画面を並べたところ。昇降機能がないため、画面の下がノートPCとかぶってしまっている。もう5cmほど高さがほしかったところだ

 このスタンドは、ディスプレイを縦向きに使う場合にも便利だ。付け根の部分から回転するので、わざわざVESAマウントを外して再度ネジ止めするなどの必要もない。スタンドを使うと本体を宙に浮かせられるため、ケーブルの取り回しが容易になるというメリットもある。

 ちなみに、本製品背面のVESAマウント穴は2×2=4つあれば十分なところ、実際には2×4=8つも開いているのが特徴だ。横置きでは使い道がないが、縦置きで使う場合は、上寄り/下寄りに取り付けて高さを調整するのに役立つ。本製品付属のスタンドだけでなく、ディスプレイアームに取り付ける場合も含めて、こうした自由度の高さは強みと言えるだろう。


90度回転させて縦向きに利用することも可能だ

背面。上寄り/下寄りに設けられたVESAマウント穴に取り付けることも可能だ

縦向きにして並べたところ。このサイズ感ならばノートPCではなく、デスクトップ用ディスプレイの隣に並べるのにも適している

 最後に、OSDメニューを見ていこう。

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