連載

Copilotに指示できる“一般的なタスク”とは? 試してみた極める!Copilot in Windows(2/2 ページ)

Windows 11/10に搭載されたアシスタント機能「Copilot in Windows」を有効活用するためのTipsを連載で紹介する。

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フォーカスタイマーを30分間設定する

 続いて、“フォーカスタイマー”の設定だ。Copilot in Windowsの公式サイトにはそのように書かれているので、ここではそのまま記載したが、厳密には「フォーカスセッション」と呼ばれる機能のことだ(Windows 11の公式サイトでは「フォーカスセッション」と記載されている)。

 フォーカスセッションは、「Clock」アプリ内の新機能だ。これをオンにすることで、「応答しない」が有効になり、バッジ通知などが表示されなくなり、通知も無音になる。そして、フォーカスセッションとして定めた時間が過ぎると、通知が表示される。

 今回は、Copilot in Windowsであえて「フォーカスタイマーを30分間でセットして」と指示してみた。

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 その応答としては、「フォーカスセッションを設定する/承知しました。30分間のフォーカスセッションを開始しますか?」と表示され、「はい」と「いいえ、結構です」の選択肢が表示される。「はい」を選ぶと、フォーカスセッションが有効になり、画面上にフォーカスセッションのウィンドウが現れた。


Copilot in Windowsを起動し、「フォーカスタイマーを30分間でセットして」と指示

「はい」を選択

フォーカスセッションが有効になった

 もちろん、通知センターを「Windows」+「N」のキー操作で表示し、そこから操作することもできる。この辺りの操作効率は好みによって変わりそうだ。

エクスプローラーを開く

 同様にCopilot in Windowsを使って「エクスプローラーを開いて」という指示も実行した。こちらも、応答は「アプリを開く/承知しました。エクスプローラーアプリを開きますか?」と表示され、「はい」と「いいえ、結構です」の選択肢が表示される。


Copilot in Windowsを起動し、「エクスプローラーを開いて」と指示

「はい」を選ぶと、「エクスプローラー」のウィンドウが表示された

 「はい」を選択すると「エクスプローラー」が起動し、アプリのウィンドウが表示された。対象がエクスプローラーのままで使うことはないだろうが、タスクバーに設置しておらず、スタートメニューの奥深くに眠っているようなアプリを呼び起こすには、便利な操作かもしれない。

ウィンドウをスナップする

 最後に、3つのアプリケーションを起動した状態で、「ウィンドウをスナップして」という指示を実行した。応答は「ウィンドウのスナップ/承知しました。ウィンドウをスナップしますか?」となり、「はい」と「いいえ、結構です」の選択肢が表示された。

 「はい」をクリックすると、今回の検証環境では、手前に表示されていたウィンドウが左半分に表示され、残りのアプリウィンドウのどちらを右半分に配置するか選べる状態になった。


Copilot in Windowsを起動し、「ウィンドウをスナップして」と指示

「はい」を選ぶと、手前のウィンドウが左端に配置され、残りのウィンドウを選択する形に

 同機能は便利ではあるものの、そもそもWindows 11ではアプリウィンドウの最大化のアイコンにポインターを載せていると、ウィンドウのスナップはすぐ実行できる。そのため、Copilot in Windowsを使った方がテキストを入力した分、手間がかかったような気もした。筆者としては、この操作を多用することはないかもしれない。

 もちろん、Copilot in Windowsの自然言語への応答のような操作は、プロンプトによっても変動があるだろう。今回検証した操作についても、例えばウィンドウのスナップなどについては、画面のアスペクト比などによって挙動が変わる可能性がないとは言い切れない。ぜひ手元にCopilot in Windowsを試せる環境がそろっている人は、眉に唾を付けつつ、ご自身の環境でもこれらの基本操作を試してみてほしい。

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