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トラックパッド搭載でiPadをガッチリ守る! 第10世代iPadに対応したロジクールのキーボードケース「Combo Touch」を試す(3/4 ページ)

第10世代iPad用のカバー兼キーボードに、新モデル「Combo Touch for iPad(第10世代)」が登場した。タッチパッドやキーボードバックライトを備えた本モデルを細かくチェックした。

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キーピッチは18mmを確保 一方でキー配列には苦心の跡

 キーボードについて見ていこう。キー配列は日本語JISで、キーは6段、最上段のファンクションキー列も用意されている。キーピッチは若干狭い約18mmで、Enterキーの周辺はやや窮屈な配置となっている。

 もっとも本製品のようなケース一体型キーボードは、キーがケースの横幅からはみ出すわけにいかないため、日本語キーボードでは必ずどこかのキーにしわ寄せが来る。それをどれだけうまく処理できるかで、製品の完成度が変わってくる。

 そういった観点から見ると、利用頻度が低いEnterキー周辺のキーの幅を詰めるのは、取りうる選択肢としてはベターだろう。もしこれがキーボード左側にあるCtrlキーやShiftキーを狭めてしまうと、キーの上段と下段がずれるなどの問題が発生するはずなので、この配置自体は正解だろう。

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 唯一気になるのは、本来ならばBackSpaceキーの隣にある「\」キーが、同じ列の左端に移動していることだ。記号回りのキーのレイアウトを維持するにあたって、このキーが割を食った格好だ。利用頻度は低いのでそれほど影響はないが、一般的な日本語JIS配列との違いという意味ではどうしても目立ってしまう。設計側の苦心の跡が見られる部分と言っていいだろう。

 ちなみにこの「\」キーをはじめとしたキー配列は、以前紹介した同じロジクールの「Slim Folio」とほぼ同じだ。相違点としては、Bluetoothキーボードでは必要とされたバッテリー残量確認ボタンが省かれていること、ファンクションキー列にディクテーションキーとスクリーンショットキーが追加されていることが挙げられる。


キーは日本語JIS配列。最上段にファンクションキー列も用意されている

キーピッチは18mmと、一般的なキーボードに比べてわずかに狭めだ

Enterキー回りのキー幅がやや狭いが、許容範囲といったところだろう

本来ならばEnterキー左にある「\」キーがこの左端にあるのはやや気になる

ファンクションキーに、Slim Folioは存在しなかったディクテーションキー(左)とスクリーンショットキー(右)が追加されている

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