全面ガラス張りで高級感もあるAndroidポータブルデバイス「AYANEO Pocket S」誕生(1/4 ページ)
AYANEOと天空がAndroidハンドヘルドゲーム機「AYANEO Pocket S」の発表会を開催した。同製品はデザイン性の高さだけでなく、性能も高い。ほかにどのような特徴があるのだろうか。AYANEO アーサー・チャンCEOと天空 代表取締役 山田拓郎社長が説明した。
天空が7月下旬に国内販売を始める「AYANEO Pocket S」は、Androidを搭載したポータブルゲーミングデバイスだ。5月30日に行われた記者向け説明会では、来日したAYANEOのアーサー・チャンCEOが新製品の特徴を説明した。現地には実物も展示されていたので、ハンズオンレポートをお届けする。
デザインも性能も高い、Androidゲーム機「AYANEO Pocket S」
AYANEOはWindows搭載のポータブルゲーミングPCやミニPCを手掛けているイメージが強いが、実は「AYANEO Pocket AIR」など、Android搭載のポータブルゲーム機も積極的にリリースしてきた。2023年に登場したAYANEO Pocket AIRは、レトロ調のデザインを採用していたが、新製品のAYANEO Pocket Sでは“ツライチ”のオールガラスによるベゼルレスディスプレイが特徴だ。
具体的には、フロント全面が1枚のガラスでカバーされており、ディスプレイとボディーがフラットになっている。その上で十字キーとABXYボタンはクリスタル透明ボタンを採用しており、フロントデザインと一体感がある。側面や背面はアルミ削り出しで高級感が感じられる。
ディスプレイは6型IPS液晶で、1080p(1920×1080ピクセル)と1440p(2560×1440ピクセル)の2モデルを用意している。
国内販売におけるストレージとメモリの組み合わせは、1080pモデルが128GB/12GBと512GB/16GB、1440pモデルは512GB/16GBとなる。なお、クラウドファンディングサービスのIndiegogoで展開している1TBモデルの国内投入は見送られた。
共通仕様として、SoCはQualcommのSnapdragon G3x Gen 2、バッテリー容量は6000mAhとなっている。サイズは約213.9(幅)×85(奥行き)×14(高さ)mmで、重さは約350gとなっている。インタフェースにはUSB Type-Cポート(USB 3.2 Gen 2)、microSDメモリーカードスロットを搭載している。
ワイヤレス機能ではWi-Fi 7とBluetooth 5.3に対応している。指紋認証センサーと一体型の電源ボタンを搭載しているので、デバイスにもゲームにもログインしやすい。
さらに6軸ジャイロスコープやX軸リニアモーターを備え、レトロゲームなどハプティクスフィードバック非対応コンテンツでもゲーム音声をAIで自動解析して音に応じた振動を再現するという。
コントローラー部にはバックライトを備えたジョイスティック、十字キー、ABXYボタン、LT、LB、RT、RBトリガーを搭載している。ゲームの途中でもパフォーマンス設定を切り替えられるターボキーも備えている。
本体の発熱対策として、ベイパーチャンバーヒートシンクと空冷ファンを搭載している。これらの機構で効率よく放熱し、ゲーム中に発生した熱によるパフォーマンス低下を抑えられるという。
カラーはオブシディアンブラックとアイスソウルホワイト。価格は1080pの12GB/128GBモデルが8万9800円(税込み、以下同)、1080pの16GB/512GBモデルが10万9800円、1440pの16GB/512GBモデルが11万4800円となっている。
6月13日午前9時59分までは先行予約特典として、それぞれ1万円引きになる。さらに専用保護フィルムがプレゼントされる他、同時購入で周辺機器の20%オフ特典も受けられる。
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