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もっと早く知りたかった? 壁面の照明スイッチにボットを簡単取り付けできるオプション2製品を試すもう待ったなし! Matterで広がる快適ライフ(2/3 ページ)

家電製品などのスイッチを物理的に押してくれるデバイスの「ボット」は便利だが、悩ましいのが固定方法だ。そこで、一般家庭で使われている例が多いスイッチを想定し、ボットを固定してくれる製品を2種類試した。

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はめ込むだけの簡単設置が特徴「SmartBASE」

 もう1つは、スイッチプレートの周囲に余白を追加する「SmartBASE」だ。「丸型/ラウンド型」と「角型/スクエア型」の2種類があり、実売価格は1680円と、前述のSwitchMountとほぼ変わらない。

 本製品はネジ止めや両面テープによる貼り付けは不要で、スイッチプレートにはめ込んで固定する仕組みだ。メーカーは“5秒で設置できる”ことをアピールしており、手軽さが1つの特徴と言える。取り付けが完了すると、プレートの右側に大きな余白ができるので、そこにボットを両面テープで貼り付ける仕組みだ。


SmartBASEのパッケージ。こちらも3Dプリンタ製とみられる

付属品は補助シールのみだ。なお、今回は「角型」を使用しているがスイッチプレートの形状からして本来は「丸型」を用いるのが正しい

前出のSwitchMountと同様、ボットを貼り付ける余白部分には厚みがある

フレームにあるデコボコを、スイッチプレートに引っ掛けて固定する仕組みだ

片方を引っ掛け、続いてもう一方を押し込む。ネジや両面テープの類は使用しない

はめ込み完了。四隅に隙間ができているが、これは本来は「丸型」のところ「角型」を使用しているためだ

続いて、ボットを両面テープで取り付ける。位置は自分で調整する必要がある

SwitchBotボット(上)の専用品というわけではなく、SESAMI bot(下)にも対応する

取り付け完了。設置はアッという間だが、位置調整には時間がかかる場合もあるだろう

セサミボットでスイッチを押している様子

反対側から見たところ。先に紹介した製品と異なり、ボットの取り外しは両面テープをはがす必要がある

 前述のSwitchMountが専用マウントにはめ込む方式ゆえ、決まった位置にしか取り付けられなかったのに対し、この製品は両面テープを使うことから、取り付け位置は自在だ。同じ理由でSwitchBotボットに限らず、SESAMI botなども利用できるなど、汎用性は高い。

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 気をつけたいのは、スイッチプレートの形状ごとにバリエーションがあることで、今回筆者は「丸型(ラウンド)」のスイッチプレートに対して「角型(スクエア)」を購入してしまったため、取り付けこそ可能ながら、四隅に隙間ができてしまった他、スイッチを押すたびに浮いてしまうという問題が発生した。

 このあたり、おそらく正しい丸型であればきちんと固定できるはずで、購入にあたっては「丸型」「角型」のどちらなのかを事前にチェックしたいところだ。

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