全面ガラス張りで高級感もあるAndroidポータブルデバイス「AYANEO Pocket S」誕生(2/4 ページ)
AYANEOと天空がAndroidハンドヘルドゲーム機「AYANEO Pocket S」の発表会を開催した。同製品はデザイン性の高さだけでなく、性能も高い。ほかにどのような特徴があるのだろうか。AYANEO アーサー・チャンCEOと天空 代表取締役 山田拓郎社長が説明した。
真のゲーマー向けデバイスを展開するAYANEOブランド
AYANEOブランドは(創設者が)ゲームが好きで、真のゲーマーが求めるデバイスを作りたいという思いから生まれた。今回の発表会で示された「Real」というロゴも、“真のゲーマー”を意味しているという。
今でこそ、ValveのSteam DeckやASUSのROG Ally、レノボ・ジャパンのLegion Goなど、Windowsを搭載したポータブルゲーミングPCが花盛りだが、AYANEOは自社がムーブメントを作ったと自負しているという。
例えば、当時はWindowsを搭載したハンドヘルドタイプのポータブルゲーミングPCの操作に適したゲーム管理アプリケーションが無かったので、ハードウェアと同時進行でソフトウェア「AYASpace」も開発した。「お金も人も時間もかかった」とチャンCEOは振り返る。現在でも、ソフトウェアの改善を続けており、常時10人が開発に携わっているという。
国内で販売代理店を務める天空の山田社長も「先週までAYASpaceになかったはずの機能が搭載されていて驚いた」と話すように、バージョンアップは頻繁に行われているようだ。
チャンCEOは「最高の体験ができるデバイスをスピーディーに消費者に届けられるよう、米AMDや米Qualcommと協力関係を築いている」と強調する。AYANEO Pocket Sの発表を祝う米Qualcommのミトゥン・チャンドラセカール氏(シニアディレクター)からのビデオメッセージも会場で紹介された。
チャンCEOがこのタイミングで来日したのは、昔から日本が好きだったという理由に加え、日本市場を重視しているからだと説明する。AYANEOが販売するデバイスの売り上げは、中国国内が34%、その他が66%を占める。日本は米国に次いで2番目に大きな市場であり、全体の15%を占めているという。
「この3年で10製品以上をリリースしてきたが、これからもAndroidデバイスや、最新のAMD製Armチップを搭載したWindowsマシンを積極的にリリースしていきたい」(チャンCEO)
関連記事
天空がAYANEO製Androidゲーミングデバイス「AYANEO Pocket S」国内正規版の取り扱いを発表
天空は、AYANEO製となるAndroid OS搭載ポータブルゲーミングデバイス「AYANEO Pocket S」国内正規版の取り扱いを発表した。撮影した写真がAIで“PS2風”のゲーム画像に 話題のゲームフィルターが使える「Remini」の使い方を解説する
写真/動画系のSNSで、どこかで見たようなゲーム画面風に仕上がった画像を見かけることが増えた。これはゲームフィルターなるものを使ったものだという。その正体とは? 誰でも作れるのか? 実際に試してみた。人気ゲーム「原神」が快適に動くスマホはどれ? 選んではいけない機種とオススメ4機種
若い世代を中心に支持を集める「原神」。スマートフォンでも楽しめるゲームだが、それには一定の性能が求められる。今回は原神が快適に動くスマートフォンをまとめてみよう。モバイルゲーム機「Razer Edge 5G」はAndroid搭載 これはRazer Phoneの後継機?
Razerのスマートフォン「Razer Phone」は2機種で終わってしまいました。そんな中、Razerは2022年10月にポータブルゲーミングデバイス「Razer Edge」を発表。これはもうRazer Phoneの後継機ではないか! と思えるハイスペックな製品です。Razerがポータブルゲーム機「Razer Edge」を2023年初旬に米国で発売 Snapdragon G3x Gen 1搭載で399.99ドルから
RazerがQualcommとVerizonとの協業でAndroidベースのポータブルゲーム機を発売する。Qualcommの新型SoC「Snapdragon G3x Gen 1」を初めて搭載する市販デバイスとして、米国では2023年初旬に販売が始まる予定だ。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.