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全面ガラス張りで高級感もあるAndroidポータブルデバイス「AYANEO Pocket S」誕生(3/4 ページ)

AYANEOと天空がAndroidハンドヘルドゲーム機「AYANEO Pocket S」の発表会を開催した。同製品はデザイン性の高さだけでなく、性能も高い。ほかにどのような特徴があるのだろうか。AYANEO アーサー・チャンCEOと天空 代表取締役 山田拓郎社長が説明した。

「Androidデバイスならスマホで良いのでは?」という疑問に山田社長が回答

 発表会で「AYANEO Pocket Sは、フロントだけでなくボディーにも高級感がある」と山田社長はコメントを付け加えた。「アルミ削り出しのボディーは高級感を醸し出す。これまでもAndroidを搭載したポータブルゲーミング機は市場にあったが、ここまで高品質のものはない」と断言した。


天空の山田拓郎社長

 その上で「『Androidのゲーム専用機って必要なの?』という疑問を持つ人もいるでしょう」と切り出した。スマホ向けゲームはスマホで十分という人も一定数いるからだ。

 ゲーム機としてのAndroidデバイスを持つことのメリットは「通知で邪魔されない」「スマホのバッテリーを消費しない」「持てるパワー全てをゲームに注ぎ込める」と山田社長は説明する。さらに「ゲームパフォーマンスを落とす熱対策ができているのも、専用デバイスならでは」と解説した。

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Androidで動くゲームをプレイするのに専用ゲーム機を持ち歩くメリット。通知に邪魔されない、スマホのバッテリーを消費しない、冷却ファンを搭載できるなどを挙げた。また、高性能スマホの価格がどんどん上がっているので、普段遣いはミドルレンジクラスのスマホを、ゲームは専用機をというすみ分けも考えられるという

 また、Windowsを搭載したポータブルゲーミングPCとの違いは「バッテリーのもち」が大きいという。「WindowsのポータブルゲーミングPCは大きなバッテリーを搭載していても3時間ほどしかゲームがプレイできないが、Androidであれば最高8時間程度まで楽しむ環境を実現できる。これがAndroidのポータブルゲーミング機を持ち歩く大きなメリットだと思っている」と力説した。

 AYANEO Pocket SはAndroid 13を搭載しているため、Google Playからダウンロードできるゲームの他、Xbox Game Pass、Steam Link、GeForce NOWといったクラウドゲームにも対応できる。


ストリーミングによるゲームに対応している

 Google Playでダウンロードできるスマホゲームの多くは、コントローラーに対応していない場合が多い。しかし、AYASpaceのボタンマッピング機能を使うことによってコントローラーで遊べるようになるアプリもある。ボタンマッピングに対応しているゲームとして「原神」「eFootball Championship 2024 Club Event」などが挙げられた。なお、人気の「Minecraft」や「崩壊:スターレイル」「Tower of Fantasy(幻塔)」などは設定無しでそのままコントローラーでプレイできる。


ジョイスティックに対応しているゲームと非対応ゲームの一例

ボタンマッピング機能の設定方法をデモで紹介。画面上に表示されている「L」や「R」といったガイドは透過率を変えることで非表示にできる

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