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NPU搭載のRyzen 8040HSシリーズを採用! 片手で持てる「GEEKOM NUC A8」は高コスパなミニPCだった 実機を試して分かったこと(3/4 ページ)

片手でわしづかみできるNUCサイズのミニデスクトップPC「GEEKOM A8」は、最新のRyzenプロセッサを搭載したパフォーマンス志向のモデルだ。実機を入手したので、細かくチェックしていこう。

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ミニPCとしては極めて優秀なパフォーマンス

 ベンチマークテストのスコアを見よう。比較対象として、2023年5月にレビューした「Intel NUC 13 Pro」と、2023年12月にレビューしたCore Ultra 7 155HノートPC「Swift Go」のスコアも掲載している。


テストに利用した環境

 ミニPCとしてはパワフルなCPUを採用する本機だが、ベンチマークテストの結果も優秀だ。Intel NUC 13 Proも良い性能の製品であったが、CINEBENCH R23のCPUスコアやPCMark 10のDigital Content Creation(コンテンツ制作)など、高負荷なマルチスレッド性能では本機が圧倒している。ビデオのエンコードでもそれは発揮されており、ハイスペックなCPUのパフォーマンスをしっかり発揮できているといえるだろう。


CINEBENCH R23(最低実行時間10分)のスコア比較

CINEBENCH 2024(最低実行時間10分)のスコア比較

PCMark 10のスコア比較

3DMarkのスコア比較

FINAL FANTASY XIV:暁月のフィナーレベンチマークのスコア(1920×1080ピクセル/ノートPC標準)

Premiere Proのテスト結果。YouTube向けに編集したフルHD(1920×1080ピクセル)シーケンス(ソースクリップは4K/30fps)の書き出し(H.264)時間を測定している

Vrewでは、YouTubeショート動画用のAI音声作成とエクスポート(高画質)の速度を計測した

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