レビュー
約2.5Lのボディーで快適なパワーを獲得! 今度のNUCはひと味違う「ROG NUC 760」を試す(4/4 ページ)
IntelからNUC事業を継承したASUSTek ComputerのゲーミングNUCが「ROG NUC」シリーズだ。ASUS JAPANから発売された国内モデルの実機を試してみた。
高い性能と静音性を両立した小型ゲーミングデスクトップPC
今回レビューしたROG NUC 760の市場想定価格は、税込み27万6600円だ。CPUがCore Ultra 9 185H、メモリを32GB、ストレージは1TB SSD、GPUをNVIDIA GeForce RTX 4070 Laptop GPUを搭載する上位モデルのROG NUC 970が35万5600円となっている。
同じレベルのノートPCが買えてしまいそうな価格であり、コストパフォーマンスが良いとはいえないが、ゲーマーの中には「省スペース性を求めてゲーミングノートPCを買うが画面とキーボードは外付けして使う」という層も一定数いるだろう。
そして、ストレージが比較的容易に増設できる点や、静音性についてはゲーミングノートPCに対して優位がある。これだけ小さなフォームファクターでゲーミングパフォーマンスと静音性を両立しているのは、これまでありそうでない存在であり、そういうこだわりの強い省スペース志向のゲーマーには支持されるかもしれない。
advertisement
ノートPC向けのコンポーネントで小型化しただけではなく、放熱機構にコストをかけて高レベルの静音性を実現した着想は良い。放熱に余裕があるということは耐久性の面でも安心感がある。ゲーミングNUCというジャンルの可能性を感じさせる製品といえる。
関連記事
「ASUSのNUC」が初登場 Core Ultra搭載の「ROG NUC」と「NUC 14 Pro」「NUC 14 Pro+」
ASUSが、Intelから移管されてから初めて「NUC(Next Unit of Comuputing)」の新製品を発表した。NUCのメインストリームであるコンパクトな「NUC Proシリーズ」に加えて、自社の「ROG(Republic of Gamers)」ブランドを冠したゲーミングモデルも登場する。NUCが帰ってきた! ASUSの手でNUCとして国内でも復活 ROG NUCに産業用途のNUCもあり
ASUS JAPANが東京都内で発表会を開き、Intelから移管されたNUC製品の国内発売を明らかにした。「来られて良かったです」――ASUS JAPANファンイベント「ROG FUNDAY 2024」の満足度が高かったのはなぜか?
6月29日にASUS JAPANは、スポンサーを務めるeスポーツ施設「esports Style UENO」(東京 台東区)で「ROG FUNDAY 2024」を開催した。応募初日に「想定外の」応募数があり早々に締め切ったということで話題にもなった。本イベントでファンたちが盛り上がった様子をレポートする。ASUSが超進化した「ROG Ally X」を台北でアピール! Copilot+ PC準拠のRyzen AI搭載新型ゲーミングノートPCも多数展示
「COMPUTEX TAIPEI 2024」に合わせて、ASUSTeK Computerが発表会を行った。ここではポータブルゲーミングPCの「ROG Ally X」を中心に、ROGブランドのゲーミングPC新モデルをチェックしよう。「GEEKOM NUC MINI IT13」は往年のIntel NUCにCore i9-13900Hを詰め込んだロマンの塊か? 試して分かったこと
サイズがコンパクトながら、パワフルなPCが数多く手に入るようになってきた。今回は手のひらサイズのボディーにCore i9-13900Hを搭載した「GEEKOM NUC MINI IT13」を見ていこう。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.